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C-H結合活性化反応(化学の要点シリーズ 34)
イリエシュ ラウレアン,
浅子 壮美,
吉田 拓未
著
日本化学会
編
発行年月 |
2019年11月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
11p,115p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/理工学/化学/有機化学 |
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ISBN |
9784320044753 |
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商品コード |
1031008579 |
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NDC分類 |
437.8 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2019年12月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031008579 |
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内容
有機化合物にありふれた炭素-水素(C-H)結合の切断を利用する有機合成反応の研究が隆盛を極め,「C-H結合活性化反応」という一大研究領域となっている。合成化学者は,温和な条件下,低コストでベンゼンとメタンを直接反応させトルエンを合成するような反応や,さまざまな官能基をもつ複雑分子の狙ったC-H結合のみを効率よく選択的に官能基化する反応の実現を夢見て日夜研究に取り組んでいる。
本書では,主に均一系金属触媒を用いるC-H結合活性化反応に関連する研究を取り上げ,この分野の研究動向を解説する。いくつかの重要な先駆的研究と最先端研究を反応機構や反応形式ごとに簡潔にまとめている。また,今後さらなる発展が期待される全合成,メディシナルケミストリー,材料科学への応用研究や,不均一系触媒,光触媒,電気化学,生体触媒を用いる研究を第一線で活躍する研究者のコラムとともに紹介する。現在までに報告されているC-H結合活性化反応に関する文献はあまりにも膨大で包括的な議論は困難であるが,本書で紹介するC-H結合活性化反応の現状が,有機合成化学の転換期ともいえるこの時代に生きる読者の興味をかきたてることを願う。
【本書の読者対象】
学部生,大学院生,有機合成化学・有機金属化学・触媒化学に興味がある方