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生物の発光と化学発光(化学の要点シリーズ 35)

松本 正勝  著

日本化学会  編
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価格 \2,090(税込)         

発行年月 2019年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 11p,144p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/理工学/化学/物理化学、理論化学
ISBN 9784320044760
商品コード 1031008665
NDC分類 431.54
基本件名 化学発光
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2019年12月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031008665

著者紹介

松本 正勝(著者):京都大学大学院工学研究科博士後期課程修了。神奈川大学名誉教授(工学博士)。専門は有機合成化学、有機光化学、生物発光と化学発光。

内容

 ホタルや発光クラゲなどの生物が放つ光は古くから広く世界の人々の心を惹きつけてきた。これら発光生物は体内で起こる化学反応により得られるエネルギーを効率よく可視光に変えている。生物の体内で起こる化学発光が生物発光である。この60年ほど,生物発光と化学発光の研究は互いに関連しながら目覚ましく発展してきた。この間のバイオテクノロジーの進歩と相まって,生物発光も化学発光も分子のレベルでおのずから光を放ち情報を発信するツールとして今では生命科学の分野で欠かせないものとなっている。
 本書は,基礎があっての応用という考えから,生物の発光と化学発光がどのような仕組みで起こるのかについて学ぶことを主眼としている。まず導入として,私たちの身の周りの光と‘光と分子の関係’を中心に知識を共有し,日ごろ何げなく目にする発光という現象について概観する(第1~3章)。第4章ではどのような生物が発光するのか,発光のもととなる物質は何か,それらがどのように反応して発光するのかについて話す。第5章では古くから知られているいくつかの化学発光をとりあげる。第6章ではジオキセタンの化学について話す。ジオキセタンは生物発光の研究から誕生した化学発光基質で,化学的にきっちりと調べることが可能なただ1つの生物発光や化学発光の高エネルギー中間体である。それぞれの章では応用研究についてもふれ,締めくくりでは生物発光や化学発光の研究の展望について記す。

目次

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