青年期女性の内的世界~事例にみる分離と喪失~
根本 眞弓 著
内容
目次
序文――青年期女性とは誰か(松木邦裕) はじめに 分離体験が青年期女性にもたらすもの 第Ⅰ部 青年期女性を理解するために 第1章 青年期女性の誕生 第2章 分離によって体験されること 第Ⅱ部 事例から捉えた青年期女性の分離体験と精神病理 第3章 分離の痛みを回避するために多用された投影同一化 第4章 衝動的行為と行動化による心的苦痛の排泄 第5章 解離・離人化による分離の否認 第6章 分離不安の打ち消し・置き換えとしての「食」と「性」 第7章 母親への取り入れ同一化による分離の否認――喪失を味わうこと 第8章 父親同一化による分離の否認と良い対象の取り入れ同一化――考えられるようになること 第9章 『西の魔女が死んだ』に見る分離の保留――『ためらいの時』が意味すること 第Ⅲ部 対象関係論的心理療法から捉えた青年期女性の分離体験 第10章 青年期女性の内的世界 第11章 セラピストの機能と技法,そしてそのワークスルー おわりに 達成されたものと未達成に置かれたもの 初出一覧 文献一覧 あとがき 索引
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