著者紹介
マーティン・ガードナー(著者):1914年アメリカ・オクラホマ生まれ。批評家、数学者、サイエンス・ライター。ルイス・キャロルその人と作品に関する世界有数の専門家。これまで100冊以上の著書を持ち、『サイエンティフィック・アメリカン』誌上では1956~1981年まで25年に渡って人気コラム「数学ゲーム」を連載した。『ゲーテル、エッシャ、バッハ』のダグラス・ホフスタッターからも「20世紀アメリカの生んだ偉大な知性」と評されている。邦訳書に『マーチン・ガードナーの数学ゲーム』(全3巻、日経サイエンス)、『ルイス・キャロル――遊びの宇宙』(白揚社)、『奇妙な論理』(全2巻、ハヤカワ文庫)など多数。
高山 宏(翻訳):1947年岩手県生まれ。批評家、翻訳家。大妻女子大学名誉教授、副学長。著書に『アリス狩り』(青土社)、『近代文化史入門――超英文学講義』(講談社学術文庫)、『殺す・集める・読む――推理小説特殊講義』(創元ライブラリ)など多数。翻訳書にジョン・フィッシャー『キャロル大魔法館』(河出書房新社)、エリザベス・シューエル『ノンセンスの領域』(白水社)、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』(共に佐々木マキ画、亜紀書房)など多数。
内容
全世界のアリス・ファンの尊敬を集める批評家、数学者ガードナーの遺作にして、アリス・マニアの聖典が待望の初翻訳!
学魔・高山宏による翻訳でお届けする、伝説のアリスうんちく大全!
物語に付された、本文を凌駕する膨大な量の注、うんちく、トリビアの数々…そして、『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の本文を完全新訳で収録!
・ルイス・キャロルの手紙や日記、歴史資料、学問的解釈などを駆使して付された注釈の数は、なんと300以上!
・これまで世界中の画家が描いてきた100枚以上の「アリス」挿絵を精選収録。
・公刊された「アリス」からは削除された「かつらをかぶった雀蜂」挿話も復元収録!
あなたの知らないアリスのすべてがこの一冊に