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あれもこれも地理学~文化・社会・経済を地理学で読み解く~
富田 啓介
著
発行年月 |
2020年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
296p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/地理学/地理学 |
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ISBN |
9784860646080 |
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商品コード |
1031240585 |
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NDC分類 |
290.1 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2020年03月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031240585 |
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著者紹介
富田 啓介(著者):1980年愛知県生まれ。2009年、名古屋大学大学院環境学研究科修了。博士(地理学)。名古屋大学大学院環境学研究科研究員、法政大学文学部助教を経て、2016年より愛知学院大学教養部講師。専門は自然地理学、特に地生態学。主な研究テーマは、里地里山における人と自然の関わり、ため池・湧水湿地をはじめとする生物生息地の成り立ちの解明と、その保全・活用。主な著書に、『里山の「人の気配」を追って』(2015年、花伝社)、『はじめて地理学』(2017年、ベレ出版)がある。趣味は山歩きであるが、数年前に子供が生まれてからは難しく、家の裏での畑仕事が息抜き。
内容
「遠距離恋愛はなぜ生まれるのか?」―それが本書の地理学と何の関係があるのか。そう思われた方がいらっしゃるかもしれません。じつは関係があります。地理学は空間の科学です。「場所」や「地域」をキーワードにあらゆることを分析します。自然環境はもちろん、人が作り上げた文化や社会にまつわる出来事や現象についても「どこで起こっているか」「なぜそこで起こっているか」を明らかにしていきます。冒頭の「遠距離恋愛」も場所と人の空間の移動が関わってくるので、当然、地理学的な見地から分析することができるのです(詳しくは本文で)。本書は、他にも「近郊の街はなぜ若い人が多い?」「ビール工場はなぜ街の中にある?」など、社会や文化、経済に関わる、いわゆる「人文地理学」の基本的な考え方や知識を紹介し、具体的で身近な事例を通してわかりやすく解説しました。
目次
第1章 暮らしの中の地理学
1 遠距離恋愛はなぜ生まれる?(空間の隔たりの地理学)
2 味噌汁を飲むと温暖化が進む?(貿易の地理学)
3 近郊の街はなぜ若い人が多い?(人の数と移動の地理学)
4 多国語アナウンスが意味するものとは?(ダイバーシティの地理学)
5 ビール工場はなぜ街の中にある?(ものづくりの地理学)
6 都心部で工事が行われているのはなぜ?(人の住む場所の地理学)
7 人生いろいろ住む場所あちこち(行動の地理学)
第2章 社会の課題に取り組む地理学
1 充実した余暇を過ごす(観光の地理学)
2 地域に活力を取り戻す(地域おこしの地理学)
3 人と環境の関わりを問う(地理学と環境)