丸善のおすすめ度
スポーツ立国論~日本人だけが知らない「経済、人材、健康」すべてを強くする戦略~
安田 秀一
著
発行年月 |
2020年03月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
342p |
---|
大きさ |
19cm |
---|
|
ジャンル |
和書/社会科学/スポーツ・健康科学/スポーツ・健康科学 |
---|
|
|
ISBN |
9784492503126 |
---|
|
商品コード |
1031289824 |
---|
NDC分類 |
780 |
---|
|
|
本の性格 |
学生用 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2020年04月3週 |
---|
書評掲載誌 |
産経新聞 2020/04/04 |
---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031289824 |
---|
著者紹介
安田 秀一(著者):安田 秀一(ヤスダ シュウイチ)
株式会社ドーム代表取締役CEO、筑波大学客員教授
1969年東京都生まれ。法政大学文学部卒業。法政大学第二高等学校でアメリカンフットボールを始め、キャプテンとしてチームを全国ベスト8に導く。大学全日本選抜チームの主将も務める。
1992年に三菱商事入社。1996年に株式会社ドームを創業。米国アンダーアーマーの日本総代理店として日本市場の開拓を続ける傍ら、アメリカ、ヨーロッパのスポーツビジネスの調査を開始。日本のスポーツ業界の後進性にショックを受け、以来業界の改革に向けた提言を続ける。
その一環として大学スポーツの産業化と選手の環境改善にも着手し、2016年に法政大学アメフット部監督、2017年に総監督就任。スポーツ庁「日本版NCAA創設に向けた学産官連携協議会」元委員。
内容
アメリカ、欧州で立証された「圧倒的真実」――
スポーツには国を強くする「3つの効能」がある!
1.巨額を稼ぎ出し、地方と国を豊かにする
2.教育の質を高め、優れた人材を輩出する
3.人々を健康にし、社会保障費が削減される
デービッド・アトキンソン氏(『新・観光立国論』著者)推薦!
「眠れる力」を解放すれば、日本はもっと強くなる。
■日本に眠る「スポーツの宝」■
・読売ジャイアンツの集客力はレアル・マドリード以上
・国体のハコモノ費用「数百億円」を成長に使う
・「五輪後の新国立競技場」で膨大な富を生み出す方法
・甲子園で稼ぎ、収益を各学校に分配せよ
・「力道山時代」から進化していないスポーツメディア
・スポーツ嫌いを生む「体育の授業」をアップデートせよ
・出来レースの「国体」をガチの都道府県対抗マッチに
・体育会系の「上位下達の伝統」は無用の長物
■世界では「スポーツが国を強くする」は常識■
・スポーツ産業は最先端の「イケてる」ビジネス
・孫正義とベッカムが共同でサッカーチームのオーナーに
・約20年で大リーグは5倍、プレミアリーグは9倍に成長
・アメリカのスポーツ産業は日本の15倍稼ぐ
・GAFAも参入するスポーツ専門メディア
・数時間で480億円稼ぐ脅威の「マネタイズ手法」
・スポーツで200億円以上稼ぎ、教育に再投資する大学
・「アマチュアスポーツは稼げない」は日本だけの思い込み
・女性の地位向上を決定づけた「伝説の一戦」
■欧米で成功した「スポーツ立国」5つの柱■
・地方都市を強くする「スタジアム改革」
・税金頼みから脱却する「スポーツ団体改革」
・教育の質を高める「学生スポーツ改革」
・ダイバーシティ社会の礎となった「女性スポーツ改革」
・スポーツの稼ぐ力を最大化する「メディア改革」
■著者のメッセージ■
欧米では、スポーツこそイケてるビジネス。つまりは〝金の卵〟がゴロゴロ転がっている業界と認識されています。その事実に気づき、努力を重ねて〝カネのなる木〟に育て上げてきた人々が欧米にはたくさんいるのです。
その点、日本ではどうでしょうか。スポーツを〝カネのなる木〟に育てようとする努力の前に、そもそもスポーツが〝金の卵〟だという事実にすら気づいていません。つまりは認識そのものから大きな違いがあると思っています。
日本においてもスポーツという〝金の卵〟を孵化させて、欧米と同様かそれ以上の産業化を進め、〝カネのなる木〟に育て上げていくべきでしょう。そのためには具体的にどうすればよいのか。これが本書の大きなテーマです。
スポーツ立国論を論じる根底にあるのは、この国を豊かにしたいという強い思いです。本書が、スポーツがもたらす多様な「豊かさ」を日本にもたらす一助となることを祈っています。