著者紹介
佐藤 亜紀(著者):1962年、新潟県生まれ。91年『バルタザールの遍歴』で日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。2003年『天使』で芸術選奨新人賞を、08年『ミノタウロス』で吉川英治文学新人賞を受賞。17年に発表した『スウィングしなけりゃ意味がない』は戦時下のナチスドイツを舞台に、ジャズに熱中する少年たちの目を通して戦争の狂気と滑稽、人間の本質を描き、大きな反響を呼んだ。他の著書に『鏡の影』『戦争の法』『モンティニーの狼男爵』『1809』『雲雀』『醜聞の作法』『金の仔牛』『吸血鬼』『黄金列車』など多数がある。