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大暴落 ガラ~内閣総理大臣・三崎皓子~(中公文庫 こ53-5)

幸田 真音  著

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価格 \968(税込)         

発行年月 2020年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 507p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784122068513
商品コード 1031472770
NDC分類 913.6
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031472770

著者紹介

幸田 真音(著者):幸田真音

一九五一年生まれ。米国系銀行や証券会社での債券ディーラーなどを経て、九五年『小説ヘッジファンド』を上梓し、作家に転身。二〇〇〇年に発表した『日本国債』はベストセラーになり、国内外の多くのメディアから注目を浴びた。一四年、高橋是清を描いた『天佑なり』で新田次郎文学賞を受賞。著書に、『日銀券』『周極星』『財務省の階段』『ランウェイ』『cc:カーボンコピー』『この日のために』ほか多数。テレビやラジオでも活躍し、政府税制調査会、財務省・財政制度等審議会、NHK経営委員会など公職を歴任している。

内容

与党・明正党の総裁選で惜敗しながら、野党議員の投票により日本初の女性総理大臣となった三崎皓子。党の重鎮議員の反対で組閣もままならない。そんななか、危機管理官より、「秩父に大雨が降っており、このままでは荒川が決壊、都心が水に沈む可能性がある」との情報が入る。さらに追い打ちをかけるように、台風八号と九号が発生。皓子は日本では例がない「緊急事態宣言」を提案するが、経済の停滞を理由に閣内で反対の声が上がり――。


荒川河川事務所の所長・里見はその頃、隅田川流域への被害を回避すべく奮闘していた。刻々と上がる水位、そしていよいよ、水門を閉める決断をするときが来た――。


あかね銀行のディーリングルームではその頃、「なんだこれは!」絶叫が響いていた。一瞬でドル円相場が20円も飛び、159円をつけたのだ。「ガラだ! 大暴落だ!」――。


東京都心を直撃する大規模な自然災害、ゼロ金利政策を続ける日銀への信用不安。いつ現実のものとなってもおかしくない二つの危機に襲われた日本を、皓子はどのように救うのか?

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