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レイシズム(講談社学術文庫 2570)

ルース・ベネディクト  著

阿部 大樹  翻訳
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価格 \1,012(税込)         

発行年月 2020年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 221p
大きさ 15cm
ジャンル 和書/社会科学/民族学・民俗学・人類学/民族学・民俗学・人類学
ISBN 9784065193877
商品コード 1031517686
NDC分類 389.04
基本件名 民族
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年05月3週
書評掲載誌 毎日新聞 2020/05/23
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031517686

著者紹介

ルース・ベネディクト(著者):Ruth Benedict 1887―1948。アメリカの文化人類学者。ニューヨークに生まれ、コロンビア大学大学院でフランツ・ボアズに師事し、第二次世界大戦中は、合衆国政府の戦時情報局に勤務し、日本文化についての研究を深める。晩年にコロンビア大学の正教授に任じられる。主な著書に、『文化の型』『菊と刀―日本文化の型』など。

阿部 大樹(翻訳):1990年、新潟生まれ。新潟大学医学部卒。精神科医。主な論文に”Music-evoked emotions in schizopherenia”ほか。訳書にH・S・サリヴァン『精神病理学私記』(須貝秀平と共訳)。

内容

日本人論の「古典」として読み継がれる『菊と刀』の著者で、アメリカの文化人類学者、ルース・ベネディクトが、1940年に発表し、今もロングセラーとなっている RACE AND RACISMの新訳。
ヨーロッパではナチスが台頭し、ファシズムが世界に吹き荒れる中で、「人種とは何か」「レイシズム(人種主義)には根拠はあるのか」と鋭く問いかけ、その迷妄を明らかにしていく。「レイシズム」という語は、本書によって広く知られ、現代まで使われるようになった。
「白人」「黒人」「黄色人種」といった「人種」にとどまらず、国家や言語、宗教など、出生地や遺伝、さらに文化による「人間のまとまり」にも優劣があるかのように宣伝するレイシストたちの言説を、一つ一つ論破してみせる本書は、70年以上を経た現在の私たちへの警鐘にもなっている。
訳者は、今年30歳の精神科医で、自らの診療体験などから本書の価値を再発見し、現代の読者に広く読まれるよう、平易な言葉で新たに訳し下ろした。グローバル化が急速に進み、社会の断絶と不寛容がますます深刻になりつつある現在、あらためて読みなおすべきベネディクトの代表作。

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