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考えるナメクジ~人間をしのぐ驚異の脳機能~

松尾亮太  著

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価格 \1,650(税込)         

発行年月 2020年05月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 188p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/生物学/動物学
ISBN 9784865812459
商品コード 1031610750
NDC分類 484.6
基本件名 なめくじ
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年06月4週
書評掲載誌 朝日新聞 2020/08/29
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031610750

著者紹介

松尾亮太(著者):1971年、兵庫県伊丹市に生まれ、大阪府箕面市で育つ。京都大学理学部卒、東京大学大学院理学系研究科修了。大学院時代はラットを用いた脳研究に従事し、「海馬長期増強に伴い発現変化する遺伝子の網羅的探索」で博士(理学)取得。三菱化学生命科学研究所特別研究員を経て、2001年、東京大学大学院薬学系研究科助手。ここでナメクジの脳研究に出会う。2005年、徳島文理大学香川薬学部講師、2012年、同准教授。2013年、福岡女子大学准教授を経て2019年、同教授。ナメクジの学習機構、および嗅覚、視覚の研究に従事している。

内容

ナメクジ博士が明かす知られざる「脳」と「生態」のすごい話!

どこからともなく現れ、銀色のスジを残して這うナメクジ。農作物の害虫であり英語ではのろまの代名詞でイメージは悪い。2018年にはナメクジを生食して死亡した豪州男性のニュースが話題を呼んだ。だが、ナメクジの脳を研究して19年の著者によれば、人間には及びもつかないすごい「脳力」があるのだ。「学習」と犬並みの高度な論理思考ができ、苦悩もする。脳の出先機関である触角に記憶も保存できる。脳も触角も壊れると勝手に再生し、眼がなくても脳で光を感知できる。しかも脳の真ん中を食道が通っている!

本書はそんなナメクジのすごい「脳力」とふしぎな生態(呼吸とうんちは同じ孔、頭の横から産卵など)を軽妙なタッチで紹介する。ヒトにはまねできないナメクジの脳力は、ヒトのあり方だけが最良ではないことを教えてくれる。最終章では著者のナメクジ研究生活の悲喜こもごもが語られ、陽の当たらない研究こそが実は醍醐味にあふれていることがよくわかる。常識と非常識が入れ替わる楽しいナメクジ脳の世界へようこそ!

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