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漂泊のアーレント 戦場のヨナス~ふたりの二〇世紀 ふたつの旅路~
戸谷 洋志,
百木 漠
著
発行年月 |
2020年07月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
352p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/哲学/概論・参考図書 |
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ISBN |
9784766426786 |
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商品コード |
1031626118 |
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NDC分類 |
289.3 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2020年08月3週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031626118 |
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著者紹介
戸谷 洋志(著者):1988 年生まれ。哲学専攻。現在、大阪大学特任助教。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。単著に『Jポップで考える哲学――自分を問い直すための15曲』(講談社、2016年)、『ハンス・ヨナスを読む』(堀之内出版、2018年)、共著に『棋士と哲学者――僕らの哲学的対話』(イーストプレス、2018年)がある。
百木 漠(著者):1982 年生まれ。社会思想史専攻。現在、立命館大学専門研究員。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。単著に『アーレントのマルクス――労働と全体主義』(人文書院、2018年)、共著に『現代社会理論の変貌――せめぎあう公共圏』(日暮雅夫・尾場瀬一郎・市井吉興編、ミネルヴァ書房、2016年)、『大学生のための社会学入門』(篠原清夫・栗田真樹編、晃洋書房、2016年)、『生きる場からの哲学入門』(大阪哲学学校編、新泉社、2019年)がある。
内容
▼二〇世紀の破局を二人はどう生き、そこに何を見たのか。
「二一世紀の全体主義」に警鐘を鳴らす友情の記録。
政治の意味を問い続けたハンナ・アーレントと、
未来への責任を基礎づけたハンス・ヨナス。
盟友として、ユダヤ人として、思想家としてナチズムに対峙し、
ともに二〇世紀を駆け抜けた。
二人は、時代が課した過酷な宿命に向かい合い、
その破局に対して、それぞれの仕方で、答えを模索し続けた。
その二人の思想は「出生」という概念において、閃光のように交錯する。
アーレントとヨナスの人生と思索の軌跡を追い、
二一世紀を歩むわれわれへの問いかけを探る。
【「アーレントの葬儀におけるヨナスの弔辞」第6章より】
僕たちは、別々の場所に長く引き裂かれ、
善悪の判断が嵐に曝されたように崩壊していく世界を、切り抜けてきた。
重要なことは何で、そうではないことは何なのか、
本当に価値があることは何なのか、
恐怖すべきことは何なのか、
軽蔑すべきことは何なのか、
そういうことに対して僕たちは同じ気持ちを抱いていた。
それだけはいつも確かだったね。