ホーム > 商品詳細

書評掲載
丸善のおすすめ度

霧の彼方須賀敦子

若松 英輔  著

在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \2,970(税込)         

発行年月 2020年06月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 471p,6p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784087716719
商品コード 1031738208
NDC分類 910.268
個人件名 須賀/敦子
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年08月1週
書評掲載誌 読売新聞 2020/08/15、日本経済新聞 2020/08/29、朝日新聞 2020/09/05
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031738208

内容

生涯にわたり信仰と文学の「コトバ」に共振し、晩年に稀有な作品を遺した須賀敦子。
没後二十二年たっても読者を惹きつけてやまない作家の、魅力の源泉とは。
須賀敦子の「霊性」に、同じ情熱をもって迫る本格評伝。

宮沢賢治、川端康成、ウンベルト・サバ、ナタリア・ギンズブルグ、マルグリット・ユルスナール、シャルル・ペギー、ダヴィデ・マリア・トゥロルド、聖カタリナ、聖フランチェスコ、友人マリア・ボットーニ、親友しげちゃん、父、そして夫ペッピーノーー。
詩人、小説家、カトリック左派の実践的思想家、中世の聖人、愛する人たち。
さまざまな出会いによって導かれた、「たましい」の旅を描く。

【目次】
第一章 書かれなかった言葉
第二章 不得意な英語と仏教
第三章 人生の羅針盤
第四章 二人の聖女
第五章 母の洗礼
第六章 夢幻のカテドラル
第七章 レジスタンスの英雄
第八章 終わらない巡礼
第九章 ペルージャへの招き
第十章 文筆家の誕生
第十一章 ローマと新教皇
第十二章 ダヴィデ・マリア・トゥロルド
第十三章 ミラノへの階梯
第十四章 ある幼子の物語
第十五章 言葉という共同体
第十六章 エマニュエル・ムーニエと『エスプリ』
第十七章 内なるファシスト
第十八章 ほんとうの土地
第十九章 悲しみの島
第二十章 ゲットとウンベルト・サバ
第二十一章 川端康成と虚構の詩学
第二十二章 二度の帰国
第二十三章 ダンテを読む日々
第二十四章 見えない靴、見えない道
第二十五章 トランクと書かれなかった言葉

あとがき
人名索引

【著者略歴】
若松英輔(わかまつ・えいすけ)
批評家、随筆家。1968年新潟県生まれ。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。2007年「越知保夫とその時代 ーー求道の文学」で第14回三田文学新人賞を受賞。16年『叡知の詩学 小林秀雄と井筒俊彦』で第2回西脇順三郎学術賞を受賞。18年『詩集 見えない涙』で第33回詩歌文学館賞を受賞。同年『小林秀雄 美しい花』で第16回角川財団学芸賞を受賞、19年に第16回蓮如賞を受賞。他の著書に『井筒俊彦ーー叡知の哲学』『霊性の哲学』『イエス伝』『詩集 燃える水滴』などがある。

カート

カートに商品は入っていません。