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アウシュヴィッツ潜入記~収容者番号4859~

ヴィトルト・ピレツキ  著

杉浦 茂樹  翻訳
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価格 \4,950(税込)         

発行年月 2020年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 54p,386p,40p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/ドイツ・オーストリア・スイス史
ISBN 9784622088301
商品コード 1031842407
NDC分類 234.074
基本件名 ホロコースト(1939〜1945)
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2020年09月3週
書評掲載誌 読売新聞 2020/09/27、日本経済新聞 2020/09/26、朝日新聞 2020/10/17、日本経済新聞 2023/04/01
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031842407

内容

ナチス・ドイツの攻撃でワルシャワが陥落したのは1939年9月。そのちょうど1年後、ワルシャワの路上で兵士も市民も無差別に逮捕される一斉取り締まりで、ポーランド軍将校ピレツキは意図的に捕まってアウシュヴィッツに送られた。
当時ロンドンのポーランド亡命政府は、新設のこの収容所の目的を探っていた。志願したピレツキの主な任務は、収容所の実態を外部に流し、同国人の収容者仲間を密かに組織して武装蜂起に備えることだった。
ピレツキの情報は翌年初頭から連合軍に届き始める。まずポーランド人政治犯の処刑、独ソ戦が始まるとソ連軍捕虜の大量処刑、さらにユダヤ人の「最終処分」のニュースは、他のルートに先駆けて伝えられた。
収監から3年近く、ピレツキは自らも飢餓、チフス、拷問に耐えながら任務を全うしようとするが、武装蜂起は軍上層部の反対で実現しない。彼はついに見切りをつけ、二人の仲間と脱走した。
本書は1945年に軍の上司に宛てて書かれた最終報告書である。ピレツキ自身は、祖国がソ連の影響下に入ると反ソ地下抵抗運動に参加し、1948年、一党独裁体制を強めた自国の共産主義政権に逮捕され、拷問・処刑された。
長らくポーランド語のタイプ原稿のまま埋もれていたこの報告書が英訳され、はじめて出版されたのは2012年である。貴重な写真多数を含む。

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