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危険な人間の系譜~選別と排除の思想~
中谷 陽二
著
発行年月 |
2020年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
10p,326p,28p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/社会医学/法医学 |
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ISBN |
9784335651861 |
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商品コード |
1031843584 |
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NDC分類 |
498.99 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2020年09月1週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031843584 |
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著者紹介
中谷 陽二(著者):1947年東京都に生まれる。1972年東京医科歯科大学医学部卒業。東京医科歯科大学神経精神科、千葉刑務所医務部、正慶会栗田病院、東京都精神医学総合研究所を経て1999年より筑波大学社会医学系教授(精神保健学)、2012年より筑波大学名誉教授。専門分野は司法精神医学、精神病理学、精神医学史。著書は『分裂病犯罪研究』(金剛出版)、『精神鑑定の事件史』(中公新書)、『司法精神医学と犯罪病理』(金剛出版)、『刑事司法と精神医学』(弘文堂)、『精神障害者の責任能力』(編著、金剛出版)、『責任能力の現在』(編著、金剛出版)、『精神科医療と法』(編著、弘文堂)、『現代精神医学事典』(編著、弘文堂)など。平成10年度講談社出版文化賞、平成20年度日本犯罪学会賞を受賞。(2020年6月現在)
内容
精神医学が読み解く選別と排除の思想史
社会から排除される〈危険な人間〉はどのように創り出されたのか。19世紀末から20世紀初頭、科学と法の交錯から保安処分と優生学を軸とする〈危険な人間〉をめぐる議論が熱を帯びた。排除のための選別は科学の手に委ねられ、多くの一流の学者が犯罪対策と優生政策に関わり、多様な類型が考案された。生まれつきの犯罪者、変質者、社会敵対者、改善不能者、悪質遺伝者、お荷物人間、性癖犯罪者、そしてサイコパス。21世紀の今、装いを新たに〈危険な人間〉の言説が蘇ろうとしていないだろうか。