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普遍的価値を求める~中国現代思想の新潮流~(叢書・ウニベルシタス 1121)

許紀霖  著

及川淳子, 徐行, 藤井嘉章  翻訳
中島隆博, 王前  監修
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \4,180(税込)         

発行年月 2020年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 14p,339p,5p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/政治思想史・政治理論
ISBN 9784588011214
商品コード 1031850145
NDC分類 311.222
基本件名 政治思想-中国
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2020年09月2週
書評掲載誌 日本経済新聞 2020/09/26
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031850145

著者紹介

許紀霖(著者):(Xu Jilin)
1957年生まれ。華東師範大学歴史系教授。主に20世紀中国思想史と知識人研究及び上海都市文化研究を行っている。著作に、『中国知識人十論』(『中国知識分子十論』、復旦大学出版社、2003)、『啓蒙の自己瓦解』(『啓蒙的自我瓦解』共著、吉林出版集団、2007)、『現代中国の啓蒙と反啓蒙』(『当代中国的啓蒙與反啓蒙』、社会科学文献出版社、2011)、『家国天下―近代中国における個人・国家・世界のアイデンティティ』(『家国天下:現代中国的個人、国家與世界認同』、上海人民出版社、2017)、『中国の出番? 富強から文明崛起への歴史的論理』(『中国時刻?従富強到文明崛起的歴史邏輯』、香港城市大学出版社、2019)、Rethinking China’s Rise: A Liberal Critique (Cambridge University Press, 2018)などがある。2004年には『南方人物週刊』によって中国を代表する公共的知識人50名のひとりに選ばれ、『中国知識人十論』は2005年中国国家図書館文津図書賞を受賞、『中国の出番?』は香港の『亜洲週刊』…
及川淳子(翻訳):中央大学文学部准教授。主な著作に、『現代中国の言論空間と政治文化――「李鋭ネットワーク」の形成と変容』(御茶の水書房、2012)など。
徐行(翻訳):1981年生まれ、北海道大学大学院法学研究科准教授。主な著作に、『要説中国法』(共著、東京大学出版会、2017)など。
藤井嘉章(翻訳):1987年生まれ。東京外国語大学特別研究員。主な著作に、「本居宣長の俗語訳論――徂徠・景山の系譜から」(『日本語・日本学研究』第9号、2019)など。
中島隆博(監修):1964年生まれ。東京大学東洋文化研究所教授。専門は中国哲学、世界哲学。主な著作に、『残響の中国哲学――言語と政治』(東京大学出版会、2007)、『荘子――鶏となって時を告げよ』(岩波書店、2009)、『共生のプラクシス――国家と宗教』(東京大学出版会、2011)、『悪の哲学――中国哲学の想像力』(筑摩書房、2012)、『思想としての言語』(岩波書店、2017)、『コスモロギア――天・化・時』(編著、法政大学出版局、2015)、『法と暴力の記憶――東アジアの歴史経験』(共編著、東京大学出版会、2007)、『世界哲学史』(全8巻、共編著、筑摩書房、2020)、アンヌ・チャン『中国思想史』(共訳、知泉書館、2010)など。
王前(監修):1967年生まれ。東京大学教養学部附属東アジア・リベラルアーツ・イニシアティブ特任准教授。専門は政治哲学、思想史。主な著作に、『中国が読んだ現代思想――サルトルからデリダ、シュミット、ロールズまで』(講談社、2011)、『近代日本政治思想史――荻生徂徠から網野善彦まで』(共著、ナカニシヤ出版、2014)、『現代中国のリベラリズム思潮――1920年代から2015年まで』(共著、藤原書店、2015)など。

内容

普遍という概念は、いまもなお警戒されている。西洋近代も日本も自らを普遍と称し、それは数え切れない暴力を引き起こしてきた。では中国はどうなのか。本書は、中国中心主義や中国特殊論の批判を踏まえて、価値相対主義に陥ることなく、「共に享受する普遍性」としての「新天下主義」を提唱し、文明、文化、国家へと議論を展開する。真に多様性・多元性を尊重するための思考とともに、《ウニベルシタス》もまた、新たに始動する。

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