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ローマ史再考~なぜ「首都」コンスタンティノープルが生まれたのか~(NHKブックス 1265)
田中 創
著
発行年月 |
2020年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
254p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/歴史学/ヨーロッパ史 |
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ISBN |
9784140912652 |
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商品コード |
1031861622 |
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NDC分類 |
232.8 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2020年10月1週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2020/10/18、毎日新聞 2020/11/28 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031861622 |
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著者紹介
田中 創(著者):東京大学准教授。1979年東京生れ。東京大学文学部卒業、同大大学院人文社会系研究科博士課程修了、博士(文学)。世界で初めて、ギリシャの弁論家リバニオスの『書簡集』を現代語に全訳した(1・2巻、京都大学学術出版会)。論文に「古代末期における公的教師の社会的役割」(『史学雑誌』第117巻2号)、「ローマ帝政後期のギリシア修辞学と法学・ラテン語教育」(『西洋史研究』第41号)など、共著に『古代地中海の聖域と社会』(勉誠出版)、『古代地中海世界のダイナミズム――空間・ネットワーク・文化の交錯』(山川出版社)など。
内容
西欧中心のローマ史観を根底からくつがえす
「ローマ史は五賢帝時代がピークで、あとは下降線」。世界史を学んだ人が抱くこんなイメージは、18世紀イギリスの歴史家エドワード・ギボンが印象的に描き出したもので、日本にも広く知れ渡っている。しかしそろそろこうした「西ヨーロッパ中心主義」を解体する時期ではないか――期待の俊英が、ローマが2000年続いたのは東側に機能的な首都・コンスタンティノープルを作ったからだとし、勅令や教会史に現れる「儀礼を中心とした諸都市の連合体」としてのローマ帝国像を生き生きと描き出す。コンスタンティヌス帝やユスティニアヌス帝ら「専制君主」とされる皇帝たちは、本当は何に心を砕いていたのか? 最新研究を踏まえた驚きの古代史!