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女誡扇綺譚~佐藤春夫台湾小説集~(中公文庫 さ80-1)

佐藤 春夫  著

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価格 \1,100(税込)         

発行年月 2020年08月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 317p
大きさ 16cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784122069176
商品コード 1031876825
NDC分類 913.6
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年09月3週
書評掲載誌 毎日新聞 2020/09/19
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031876825

著者紹介

佐藤 春夫(著者):佐藤春夫

明治25(1892)年和歌山県東牟婁郡新宮町(現・新宮市)生まれ。中学卒業と同時に上京し、慶應義塾大学予科文学部入学、のちに中退。大正7(1918)年、谷崎潤一郎の推挙により文壇に登場、以来『田園の憂鬱』『お絹とその兄弟』『美しき町』などの作品を次々に発表してたちまち新進流行作家となり、芥川龍之介と並んで時代を担う2大作家と目される。1930(昭和5)年、谷崎との間に起きた俗にいう「細君譲渡事件」でも知られる。35年に芥川賞が創設されると選考委員となるなど(その際の太宰治との確執もスキャンダルとなった)、文壇で重きをなし、「門弟三千人」と言われた(門弟には、井伏鱒二、檀一雄、吉行淳之介、柴田錬三郎、中村真一郎、五味康祐、遠藤周作、安岡章太郎など)。1964年死去。

内容

「なぜもっと早くいらっしゃらない?」

廃墟に響いた幽霊の声――

100年前、「田園の憂鬱」で一躍文壇に躍り出ながら、極度の神経衰弱に陥った佐藤春夫は台湾へと旅立つ。そこで目にしたもの、感じたものは、作家の創造力を大いに刺激した。台湾でブームを呼ぶ表題作など、台湾旅行に想を得た、今こそ新しい9篇。ミステリーあり、童話あり。異国情緒のなかに植民地への公平なまなざしと罪の意識がにじむ。文豪・佐藤春夫評価に一石を投じる文庫オリジナル企画。


収録作

「女誡扇綺譚」

「鷹爪花」

「蝗の大旅行」

「旅びと」

「霧社」

「殖民地の旅」

「魔鳥」

「奇談」

「かの一夏の記」

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