著者紹介
立花 隆(著者):立花隆
一九四〇(昭和十五)年、長崎県生まれ。六四年、東京大学仏文科を卒業後、文藝春秋に入社、『週刊文春』の記者となる。六六年に退社し、東京大学哲学科に学士入学。その後、ジャーナリストとして活躍する。八三年、「徹底した取材と卓抜した分析力により、幅広いニュージャーナリズムを確立した」として、菊池寛賞受賞。九八年、司馬遼太郎賞受賞。『思考の技術』『文明の逆説』『田中角栄研究 全記録』『日本共産党の研究』(講談社ノンフィクション賞)『農協』『青春漂流』『脳死』『サル学の現在』『ぼくはこんな本を読んできた』『人体再生』『思索紀行』『天皇と東大』『自分史の書き方』『武満徹・音楽創造への旅』(吉田秀和賞)『知の旅は終わらない』ほか著書多数。
内容
宇宙から地球を見る。この極めて特異な体験をした人間の内面には、いかなる変化がもたらされるのか。
十二名の宇宙飛行士の衝撃に満ちた内的体験を、卓越したインタビューにより鮮やかに描き出した著者の代表作。
宇宙とは、地球とは、神とは、人間とは――。知的興奮と感動を呼ぶ、壮大な精神のドラマ。
〈巻末対談〉野口聡一×立花隆
〈巻末エッセイ〉毛利衛
【目次より】
宇宙からの帰還
第一章 上下・縦横・高低のない世界
第二章 地球は宇宙のオアシス
神との邂逅
第一章 伝道者になったアーウィン
第二章 宇宙飛行士の家庭生活
第三章 神秘体験と切手事件
狂気と情事
第一章 宇宙体験を語らないオルドリン
第二章 苦痛の祝賀行事
第三章 マリアンヌとの情事
政治とビジネス
第一章 英雄グレンとドン・ファン・スワイガート
第二章 ビジネス界入りした宇宙飛行士
第三章 宇宙体験における神の存在認識
宇宙人への進化
第一章 白髪の宇宙飛行士
第二章 宇宙体験と意識の変化
第三章 宇宙からの超能力実験
第四章 積極的無宗教者シュワイカート