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ぼくが戦争に行くとき~反時代的な即興論文~(中公文庫 て2-3)
寺山 修司
著
発行年月 |
2020年08月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
285p |
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大きさ |
16cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/文学/日本文学 |
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ISBN |
9784122069220 |
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商品コード |
1031876831 |
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NDC分類 |
914.6 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2020年09月3週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2020/09/06 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1031876831 |
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著者紹介
寺山 修司(著者):寺山修司
1935年、青森県弘前市生れ。県立青森高校在学中より俳句、詩に早熟の才能を発揮。早稲田大学教育学部に入学(後に中退)。1954(昭和29)年、「チエホフ祭」50首で短歌研究新人賞を受賞。以後、放送劇、映画作品、さらには評論、写真まで、活動分野は多岐にわたる。とりわけ演劇には情熱を傾け、演劇実験室「天井棧敷」を主宰。その成果は国際的にも大きな反響を呼んだ。1983没。現在でも寺山作品は上映され続け熱狂的ファンが多い。
内容
『この東京の真ん中にいて『ロビンソン・クルーソー漂流記』のように生きてみたいと思うのはバカげたことだ、という人もいるかもしれない。しかし、ビルの乱立と人口の増加というのは、ただの統計学的な問題であって、私たちは百年前と比べて百倍もの「隣人」を持っているくせに、友情などというものに、ロマンチシズムを感じないようになってしまっている。だれも心の中に無人島を持っているからである――』。
本書は、寺山修司が混とんとする日本社会と対峙した批評集であり、現代社会にも警笛を鳴らす寺山修司の叫びでもある。まったくユニークな個性あふれる文体で社会を論じる随想集。寺山修司ファン待望の初文庫化!