内容
世界最高峰の教育機関マサーチューセッツ工科大学(MIT)。
工科大学という名の通り、STEMを重視しているのはもちろんのこと、一方で、一見、対極にあるとも思える、人文学や音楽などの芸術科目にも力を入れている。
確かに、幅広い教養は人間の精神性を高めていくのに大切なものであるが、なぜ今、さらにそれらが重視されているのか。
現地での丁寧かつ重厚な授業の取材や担当教員のインタビューをもとにして、MITはどのような教育をし、どのような人材を育成しようとしているのか、そしてなぜ「音楽の授業」を大事にしているのか探る一冊。