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けものが街にやってくる~人口減少社会と野生動物がもたらす災害リスク~

羽澄 俊裕  著

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価格 \2,200(税込)         

発行年月 2020年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 14p,233p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/農学/林業
ISBN 9784805209448
商品コード 1032009367
NDC分類 654.8
基本件名 鳥獣害
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年11月2週
書評掲載誌 朝日新聞 2020/12/19、朝日新聞 2020/12/26
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032009367

内容

日本の総人口は2008年をピークに減少に転じた。人口減少社会の様々な影響や問題点が指摘されているが、抜け落ちてしまっているものがある。野生動物がもたらす災害リスクの問題である。それは、人間の側の急速な変化の裏返しの現象であり、すでに日本各地で発生して、日々のニュースに流れる頻度も増えている。
野生動物の問題は農林水産被害にとどまらない。クマやサルやイノシシが都市部にも出没して、人身事故や交通障害を引き起こす。そのほかに人の生活空間に侵入した野生動物がもたらす生活環境被害や、感染症等、人へのリスクはきわめて大きい。新型コロナウイルスもまた、野生動物に由来する問題である。これら対策にかかるコストは莫大なものとなり、放置するほど雪だるま式に増えていく。
本書は、いつも後回しにされてきたために取り返しのつかない段階に入っている野生動物による災害リスクが、重大な社会問題であると警告を発する。そして、野生動物との棲み分けを国土計画に盛り込み、この半世紀ほどの間に壊してしまった野生動物と対峙する現場を再構築すべきと主張する。コロナ禍の今こそ、早急にこの問題に取り組むべきであり、それなくして新しい社会システムの構築はありえない。

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