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民主主義の壊れ方~クーデタ・大惨事・テクノロジー~
デイヴィッド・ランシマン
著
若林 茂樹
翻訳
発行年月 |
2020年10月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
271p,9p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/政治学/政治思想史・政治理論 |
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ISBN |
9784560097922 |
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商品コード |
1032295290 |
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NDC分類 |
313.7 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2020年12月1週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2020/12/06、朝日新聞 2021/01/09 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032295290 |
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著者紹介
デイヴィッド・ランシマン(著者):1967年生。ケンブリッジ大学政治学教授。同大政治・国際関係学科(POLIS)長を歴任。
内容
SNSが政治を溶かす
民主主義の危機――。こう言われて何が思い浮かぶだろうか?
ファシズム、暴力、そして世界大戦の夜明け……もし、こうした1930年代の光景が浮かんできたなら、それこそ危険な兆候だ(苦笑)。
本書によれば、1930年代が再現されることはまずない。過去のある時代が衝撃的だからと言って、それに固執しすぎると、より重要な他の時代の教訓を見逃すことになる。
もし、いまの危機と似ている時代があるとするなら、それは1890年代だ。貧富の差が拡大、ドレフュス事件はじめ陰謀論が跋扈し、ポピュリズムが生まれたあの時代である。このときは革新主義と世界大戦で危機を乗り越えたが、現在その選択肢はない。
本書では、クーデタ・大惨事・テクノロジーという観点から民主主義の崩壊をシミュレートする。そこにトランプはいない。中国の権威主義体制も民主主義を覆すには至らない。
では何が脅威なのか?
「トランプは登場したが、いずれ退場していく。ザッカーバーグは居続ける。これが民主主義の未来である」。ケンブリッジ大学政治学教授が描く、異色のデモクラシー論!