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書評掲載

彼らは世界にはなればなれに立っている

太田 愛  著

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価格 \1,870(税込)         

発行年月 2020年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 365p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784041095652
商品コード 1032311371
NDC分類 913.6
書評掲載誌 朝日新聞 2020/12/05、産経新聞 2020/12/06
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032311371

著者紹介

太田 愛(著者):香川県生まれ。「相棒」「TRICK2」などの刑事ドラマやサスペンスドラマの脚本を手がけ、2012年、『犯罪者 クリミナル』(上・下)で小説家デビュー。13年には第2作『幻夏』を発表。日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)候補になる。17年には上下巻の大作『天上の葦』を発表。高いエンターテインメント性に加え、国家によるメディア統制と権力への忖度の危険性を予見的に描き、大きな話題となった。

内容

「この町はとっくにひっくり返っている。みんなが気づいていないだけでな」
〈はじまりの町〉の初等科に通う少年・トゥーレ。ドレスの仕立てを仕事にする母は、「羽虫」と呼ばれる存在だ。誇り高い町の住人たちは、他所から来た人々を羽虫と蔑み、公然と差別している。町に20年ぶりに客船がやってきた日、歓迎の祭りに浮き立つ夜にそれは起こった。トゥーレ一家に向けて浴びせられた悪意。その代償のように引き起こされた「奇跡」。やがてトゥーレの母は誰にも告げずに姿を消した。
消えた母親の謎、町を蝕む悪意の連鎖、そして、迫りくる戦争の足音。
ドラマ「相棒」の人気脚本家が突きつける、現代日本人への予言の書。

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