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大学での学び~その哲学と拡がり~

田中 俊也  著

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価格 \2,200(税込)         

発行年月 2020年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 174p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/社会科学/教育学/就学前教育・学校教育・生涯教育・家庭教育
ISBN 9784873547251
商品コード 1032326257
NDC分類 377.15
基本件名 大学
本の性格 実務向け
新刊案内掲載月 2020年11月4週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032326257

著者紹介

田中 俊也(著者):田中俊也(たなかとしや)
1952 年広島県生まれ。関西大学文学部卒業、名古屋大学大学院博士課程後期
課程修了。博士(心理学)。名古屋市立保育短期大学(現名古屋市立大学人
文社会学部)助手、関西大学専任講師・助教授・教授を経て現在関西大学名誉
教授。主な著書・編著・翻訳に『子どもの発達とニューメディア』(童心社,
1987 年)、『コンピュータがひらく豊かな教育―情報化時代の教育環境と教
師―』(北大路書房,1996 年)、『思考の発達についての総合的研究』(関西大
学出版部,2004 年)、『教育心理学[第3版]』(有斐閣,2015 年)、『大学で学
ぶということ―ゼミを通した学びのリエゾン―』(ナカニシヤ出版,2015 年)、
『教育の方法と技術―学びを育てる教室の心理学―』(ナカニシヤ出版,2017
年)、『アクティブラーニングのための心理学―教室実践を支える構成主義と社
会的学習理論―』(北大路書房,2017 年)などがある。

内容

「大学での学び」に要求されるものは、小中高までの児童・生徒に要求されるものとは明らかに異なっている。本書ではその本質的な特徴を「学びの哲学」として捉え、問題解決、協同、創造、感動をキーワードにして詳述した。その後、そうした「哲学」をもとに運営されたゼミで育ったゼミ卒業生から、7つの領域・分野で活躍している合計18名が、実際の生活の様子についてエビデンス・データとして生の声を提供し、著者はそれぞれについて、学びの哲学がどのように拡がっていったのかを解説している。また、それらに先立って、著者のそうした学びの哲学が形成された過程や契機が、インタヴューに応える形で紹介されている。こうして、教授者側の思考の形成過程と形成された哲学、その実践とそれを共有した学生の現在の姿、という形で「教え─学び」が重層的に織りなす姿が大学生の学びの本質的な姿、として紹介されている。大学教員とそれを支える学生の生態学が展開された類書のないものとなっている。ともすれば知識・スキルの獲得にとどまってしまう恐れのある大学教育、とりわけ昨今の遠隔教育という方法をとらざるを得ない状況において見逃される危険性のあるこうした大学での学びの哲学は一考に値するものだと考えられる。

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