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過去と向き合う~現代の記憶についての試論~

アンリ・ルソー  著

剣持 久木, 末次 圭介, 南 祐三  翻訳
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価格 \3,850(税込)         

発行年月 2020年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 317p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/フランス史
ISBN 9784905497875
商品コード 1032369752
NDC分類 235.068
基本件名 フランス-歴史-20世紀
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2020年11月4週
書評掲載誌 朝日新聞 2020/12/05
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032369752

著者紹介

アンリ・ルソー(著者):(Henry Rousso)
1954年生まれ。サン・クルー高等師範学校卒業、1981年から現代史研究所(CNRS-IHTP)に勤務、1994年から2005年まで所長を務め、2000年にはパリ政治学院で大学教授資格Habilitationを取得。 国立科学研究センターCNRS特任教授。 主著に、Le Syndrome de Vichy : 1944-198…, Le Seuil, 1987, La Dernière Catastrophe, Paris, Gallimard,2012.
剣持 久木(翻訳):1961年生まれ。上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得退学。 静岡県立大学国際関係学部教授 主著に、『記憶の中のファシズム――「火の十字団」とフランス現代史』(講談社、2008年)、『越境する歴史認識――ヨーロッパにおける「公共史」の試み』(岩波書店、2018年)。
末次 圭介(翻訳):1979年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程修了(専門:アルザス現代史)。 駐日アルジェリア大使館勤務、関東学院大学非常勤講師を経て、現在国際協力関係を中心とする仏日・英日の通訳・翻訳者。
南 祐三(翻訳):1979年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科史学(西洋史)専攻博士後期課程単位取得退学。博士(文学)。 富山大学人文学部准教授。 主著に、『ナチス・ドイツとフランス右翼――パリの週刊紙『ジュ・スイ・パルトゥ』によるコラボラシオン』(彩流社、2015年)、『新しく学ぶフランス史』(共著、ミネルヴァ書房、2019年)、リチャード・J・エヴァンズ『力の追求――ヨーロッパ史1815-1914』(共訳、白水社、2018年)。

内容

「記憶」という言葉が氾濫している。過去を伝える「伝統」や「歴史」が後景に退き、記憶があらゆる集団的アイデンティティを生み出し続けており、近年では社会的要求や公共政策にも反映されている。本書において、集合的心傷の記憶史研究のパイオニアの一人である歴史家アンリ・ルソーが取り組んだのは、このような現象を理解するためには、フランス、ヨーロッパを超えて世界規模でグローバルに考察することが、いかに重要であるかを示すことである。ホロコースト(ショアー)に代表されるカタストロフの記憶を維持するために現代世界は莫大な投資をしてきたが、それでも悲劇や大規模暴力の再発を防ぐに至っていないからである。

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