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どんじり医

松永 正訓  著

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価格 \1,540(税込)         

発行年月 2020年11月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 198p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/医学一般/医学一般
ISBN 9784484202310
商品コード 1032394558
NDC分類 490.4
基本件名 医療
個人件名 松永/正訓
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2020年12月1週
書評掲載誌 毎日新聞 2020/12/26、毎日新聞 2020/12/26
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032394558

内容

解剖実習、外科手術、患者の死。
つらいこともたくさん、でも医者になってよかった。
「小学館ノンフィクション大賞」受賞医師の青春。

神童と言われ、両親に期待された兄は医師を目指さなかった。なぜか凡庸な文学少年だったぼくが医師を志すことになった。才能がない分、必死で学び、医学生になり、研修医となった。はじめての解剖では人の多様性を身をもって知った。入念な予習で挑んだはじめての手術は、予習のようにわかりやすいものではなかった。病院という場でかかわるすべての人たちがぼくを医師にしてくれた。若い小児科医の成長を心あたたまるユーモアとヒューマニズムで書くエッセイ。

“こうした解剖学的な変異(バリエーション)を破格と言う。人間の体の中は、破格の連続だった。ぼくは人体が教科書通りでないことに何かほっとした気持ちになった。考えてみれば、目の前のご遺体にも何十年に及ぶ豊かな人生があったはずである。そして何かの事情や決意で自分の体を医学教育に役立てようと献体したのだ。人間の人生には一人ひとり個性とかバリエーションがある。だったら、体の中にだって破格があった方が人間くさくていいじゃないか。(本文より)”

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