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朝鮮戦争を戦った日本人

藤原 和樹  著

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価格 \2,090(税込)         

発行年月 2020年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 333p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/歴史学/日本史
ISBN 9784140818497
商品コード 1032488638
NDC分類 210.76
基本件名 日本-歴史-昭和時代(1945年以後)
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年02月1週
書評掲載誌 朝日新聞 2021/02/27
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032488638

著者紹介

藤原 和樹(著者):NHKディレクター。
2009年、NHK入局。現在、報道局社会番組部ディレクター。主な担当番組に、NHKスペシャル「金正恩(キムジョンウン)の野望 第1集 暴君か戦略家か 禁断の実像」、クローズアップ現代+「シリーズ アメリカ中間選挙① 知られざるトランプ流SNS戦略」、NEXT 未来のために「献花のその先に 川崎 中1男子殺害事件」など。共著に『AI vs. 民主主義』(NHK出版新書)、『里海資本論』(角川新書)。

内容

私は北朝鮮の人を殺しました――。米軍最高機密文書をもとに、歴史に埋もれた「最初の戦争協力」に迫る!

いま開封される戦後史の「不都合な真実」。平和国家の“擬制”を突く証言はあまりにも衝撃的だ。
――姜尚中(東京大学名誉教授)

日本が戦争するアメリカの“一部”となった朝鮮戦争。これはけっして“昔話”ではない。
――布施祐仁(ジャーナリスト)

朝鮮戦争と日本人の密接なかかわりを示す、最高機密文書がアメリカで発見された。米陸軍の調査官による、「朝鮮半島で米軍とともに行動した日本人70名」への尋問記録である。日本人が地上戦に参加していた事実が公文書によって初めて明らかになった。
日本人たちは、銃の携帯や発砲や殺人の有無について供述していた。尋問後、当局は日本人に一切の口外を禁じ事実は封印された。平和憲法下、なぜ日本人が朝鮮半島へと渡り、前線で殺し殺されることになったのか――。
極秘文書を丹念に読み解き、遺族や同じ部隊に所属していた米兵を捜し当て、戦争協力の実態に迫っていく。

【本書で明らかにされる、「朝鮮戦争と日本」の真実】
●当初、国連軍を穴埋めする人的資源として黙認されていた日本人の存在が、戦闘参加の事実が発覚するや否や、最高機密に変貌した経緯
●米陸軍の大型曳船LT636号が北朝鮮沖で沈没し、犠牲となった日本人船員22名は極秘裏に葬られ、遺族には箝口令が敷かれた事実
●日米合同委員会での協議を経て、ついに公には決して認められることがなかった日本人の戦死

大反響のBS1スペシャル「隠された“戦争協力” 朝鮮戦争と日本人」(2019年8月18日放送)を、追加取材を敢行し書籍化。

「武器は支給されたか」
「はい。M‐2カービン銃と、銃弾120発分を支給されました」
「その武器を使用したか」
「はい。いつも使っていました。北朝鮮の人を何人殺したかわかりません」(第2章)

プロローグ 彼らは歴史から消された
第1章 1033ページの極秘尋問記録
第2章 大田の戦い 福岡から朝鮮半島へ向かった男たち
第3章 孤児たちはアメリカに憧れた
第4章 彼らはなぜ利用されたか 日・米・韓の思惑
第5章 平和憲法下の海上輸送 船乗りたちの戦後史
第6章 ある日本人の戦死
あとがき

年表

目次

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