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恥さらし(エクス・リブリス)

パウリーナ・フローレス  著

松本 健二  翻訳
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価格 \3,300(税込)         

発行年月 2021年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 272p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/その他の文学
ISBN 9784560090657
商品コード 1032507694
NDC分類 963
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年02月2週
書評掲載誌 読売新聞 2021/02/28
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032507694

著者紹介

パウリーナ・フローレス(著者):1988年、サンティアゴ生まれ。チリ大学卒業後、高校で教えながら小説を書き始める。2011年、「本と読書推進のための国家基金」より奨学金を獲得。2014年、短篇小説「恥さらし」でロベルト・ボラーニョ短篇小説賞を受賞。2015年、同作品を収録した短篇集『恥さらし』を刊行、同年のチリ芸術批評家協会賞と翌2016年のサンティアゴ市文学賞を受賞。デビュー作となる本書は、スペインを代表する新聞「エル・パイス」紙の2016年度小説ベスト10の8位に選出され、スペイン語圏全域でその名が知られるようになった。
松本 健二(翻訳):1968年生まれ。大阪大学言語文化研究科准教授。ラテンアメリカ文学研究者。訳書にR・ボラーニョ『通話』、『売女の人殺し』、『ムッシュー・パン』、A・サンブラ『盆栽/木々の私生活』、E・ハルフォン『ポーランドのボクサー』、V・ルイセリ『俺の歯の話』(以上、白水社)、C・バジェホ『セサル・バジェホ全詩集』、P・ネルーダ『大いなる歌』(以上、現代企画室)、共訳書にR・ボラーニョ『野生の探偵たち』(白水社)、F・アヤラ『仔羊の頭』(現代企画室)などがある。

内容

人生の葬り去りたい記憶の瞬き

 1990年代から現在までのチリを舞台に、社会の片隅で生きる女性や子どもの思いと現実をまばゆく描き出す9つの物語。
「恥さらし」9歳のシモーナは、失業中の父と幼い妹とともに面接会場に向かう。会場に着くと、意外な展開が待ち受けていた。
「タルカワーノ」軍港のある寂れた地方都市タルカワーノに暮らす「僕」は、ザ・スミスに憧れて、近所に住む兄弟とバンドを組む計画を立てる。楽器を教会から盗もうと企んだ彼らは、日本古来のニンジュツの修行を始める。
「アメリカン・スピリッツ」3年前、ファミレスのフライデーズでアルバイト仲間だったドロシーに呼び出された語り手が、彼女から意外な告白を聞く。実は、ドロシーはある事件の張本人だった。
「よかったね、わたし」首都サンティアゴのショッピングモール内の図書館で働く孤独な女性デニス。しつけの厳しい家庭に育ち、成績優秀だが友だちのいない少女ニコル。2人のヒロインの人生が交互に展開する。
 2015年度チリ芸術批評家協会賞、2016年度サンティアゴ市文学賞を受賞、チリの新星による鮮烈なデビュー短篇集。

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