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尾崎紅葉事典

山田有策 木谷喜美枝 宇佐美毅 市川紘美 大屋幸世  編
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価格 \13,200(税込)         

発行年月 2020年10月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 446p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784877374556
商品コード 1032529902
NDC分類 910.268
個人件名 尾崎/紅葉
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2020年12月3週
書評掲載誌 朝日新聞 2020/12/19、読売新聞 2020/12/20
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032529902

内容

時代を賑わせた『金色夜叉』への熱狂 
近代文学誕生前夜を率いた
明治の大作家の軌跡をたどる

かつて近代文学史のテキストに〈紅露逍鷗〉という用語がしばしば登場していた。
確かに明治二〇年代初頭から明治三〇年代後半に到る時代は日本の文学や文化が近代的に整備されていく過程での混沌そのものだった。
誰もが〈近代〉を求めて、その幻影を実体化すべく悪戦苦闘せざるを得なかった。
〈紅露逍鷗〉とて例外ではなく、それぞれ、もがき苦しみ、挫折や中断を余儀なくされたのである。
その中でも最も苦闘し、ついには中途で生そのものをも犠牲にせざるを得なかったのが尾崎紅葉であった。
この紅葉の悲劇は後の文学的評価となって文学史に定着することとなった。
紅葉が短い生涯の中で情熱を傾けたさまざまな文学的行為は、逆に現代においてこそその可能性を輝かせるのではないか。
──────「はじめに」より

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