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書評掲載

書医あづさの手控(クロニクル)~書誌学入門ノベル!~

白戸 満喜子  著

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価格 \1,980(税込)         

発行年月 2020年12月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 279p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/人文科学/文学/日本文学
ISBN 9784909658418
商品コード 1032562366
NDC分類 913.6
書評掲載誌 毎日新聞 2021/02/13
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032562366

著者紹介

白戸 満喜子(著者):博士(文学)。青森県立弘前高等学校卒業。慶應義塾大学文学部国文学専攻卒業後、法政大学大学院にて日本文学(近世)を専攻。指導教授は松田修。原典・現物にこだわる研究姿勢を継承している。慶應義塾大学の無料公開オンライン講座FutureLearn「The Art of Washi Paper in Japanese Rare Books(古書から読み解く日本の文化、和本を彩る紙の世界)」で講師を勤める。著書に『紙が語る幕末出版史 『開版指針』から解き明かす』(文学通信、2018年)。

内容

代々続く書医(書籍のお医者さん)の家に生まれたあづさは、早世した兄・葵に代わり、家業を継ぐことを決意する。しかし書籍について知識のなかったあづさは、見ただけで紙の原料がわかるふしぎな力を持った双子の妹・さくらとともに、修行に邁進してゆく――。
青春小説であり、書誌学入門でもあるという、本邦初の「書誌学入門」ノベル!
書誌学が小説という器にのり、その学問は自由に羽ばたき、猛烈な興味をかき立てるものに変貌します! 圧倒的な書物への愛が溢れ出した、いままでになかった本です。
付録として「浅利先生の書誌学講座」(全10講)を完備。書誌学の基礎もわかります。
人に話したくなる小ネタも満載。本を愛する全ての人に、必携の書です。
イラストは『国宝のお医者さん』(KADOKAWA)の芳井アキ。
推薦=延広真治(東京大学名誉教授)、大場利康(某大規模図書館員)、纐纈くり(大屋書房)。
中学生から一般の方までお読みいただけます!

いつもペン型ルーペ2本を持ち、紙の正体を即座に見破る白戸さんは、さながら女武蔵。小説仕立で書誌学への関心を高めようと創ったのが本作で、筆致は瑞々しく記述は精確無比。最上の副読本としてお勧めしたい。●延広真治(東京大学名誉教授)

読書好き、活字好き向けの小説は数あれど、和本・漢籍・朝鮮本のモノとしての面白さを伝える書誌学小説は類を見ない。これぞ真の「書物愛」小説。主人公たちの活躍と共に、古典籍を支える素材と技の魅力もご堪能あれ。●大場利康(某大規模図書館員)

書物の形態、紙の種類など〈装訂〉からその本の魅力を知る〈書誌学〉という学問の入門書。現物を知るからこそ描ける書物愛に満ちた〈書誌学〉青春ラノベが誕生です。あなたも書物文化の世界に触れてみませんか。●纐纈くり(大屋書房)

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