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【マティルド夫人(初代イタリア公使夫人)の日本内地紀行 全2巻】
The Travel Journals of Mathilde, Contessa Sallier de La Tour into the Interior of Japan, 1867-1870. 2 Vols. Cloth 610 p. 21
Bertelli, Giulio Antonio
編
発行年月 |
2021年01月 |
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出版国 |
日本 |
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言語 |
英語 |
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媒体 |
冊子 |
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装丁 |
cloth |
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ページ数/巻数 |
2 Vols., 610 p. |
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版型 |
B5 |
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ジャンル |
洋書/人文科学/歴史学 /各種テーマ史 |
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ISBN |
9784861662232 |
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商品コード |
1032577921 |
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本の性格 |
学術書 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032577921 |
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著者紹介
Bertelli, Giulio Antonio(編者):大阪大学言語文化研究科
内容
●初代駐日イタリア公使(ド・ラ・トゥール伯爵)夫人として慶應3 年に来日、明治2 年に西洋人女性として初めて日本内地を旅した、マティルド夫人の残した手稿の待望の公刊。
●旅の日誌に加え、スケッチブックや書簡、横浜・江戸での生活記など、6 つの文書(ド・ラ・トゥール家に残るマティルド夫人の日本関連文書全点)のフランス語翻刻とその英訳に、2 か国語の解説、解題、註を加えた学究版。多数の図版入り。
●戊辰戦争終結直後、いまだ大きな危険が伴う居留地外への初の外国視察団だったイタリア養蚕地視察団に同行し、数年後(明治5 年)に富岡製糸場が設立される地域を含む関東北部養蚕業の中心地(上尾、前橋、渋川、大宮、八王子、町田等)を20 日かけて旅した日誌。各地の人々の生活、風俗の克明な記録と旅行中に描いたスケッチを含む。
●併録される居留地のノートは、イタリア公使館の整備に奔走する夫人の日常、英国公使パークス一家やフランス公使ロッシュをはじめとする横浜の要人との交流など、開国期の外交官の生活や幕末・維新史の裏側を語る貴重な情報源。
●また、イタリアの家族、友人に宛てた、日本へ向かう船旅や日本・中国滞在中の本音を吐露する書簡や、明治2 年~3 年の大阪、神戸、瀬戸内海、長崎から上海、厦門、香港への旅を中心とした旅行記も収録。
●本資料がイタリアで発見された後、2017 年には研究者間だけでなく日本の新聞紙上でも話題となったが、私文書の上、判読の非常に難しいフランス語手稿であったため、その詳細を知ることは困難であった。本書は長年にわたる編者の原資料の解読、調査、研究をまとめ公刊するもので、幕末・明治期の西洋と日本の研究に新たな一石を投じる画期的出版。
※限定100部出版