丸善のおすすめ度
越えていく人~南米、日系の若者たちをたずねて~
神里 雄大
著
発行年月 |
2021年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
309p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/労働経済・人口 |
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ISBN |
9784750516851 |
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商品コード |
1032612364 |
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NDC分類 |
334.46 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2021年04月3週 |
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書評掲載誌 |
日本経済新聞 2021/05/01、読売新聞 2021/05/09 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032612364 |
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著者紹介
神里 雄大(著者):神里 雄大(かみさと・ゆうだい)
1982年、ペルーの首都リマに生まれ、生後半年で渡日し、神奈川県で育つ。早稲田大学第一文学部在学中の2003年に演劇団体「岡崎藝術座」を立ち上げる。現在は東京および京都を拠点に、劇作家、舞台演出家として活動。2006年、『しっぽをつかまれた欲望』(作:パブロ・ピカソ)で利賀演出家コンクール最優秀演出家賞受賞。2018年、『バルパライソの長い坂をくだる話』で第62回岸田國士戯曲賞受賞。国内外の舞台芸術フェスティバルへ招聘多数。平成28年度文化庁新進芸術家海外研修員として2016年10月から2017年8月までアルゼンチン・ブエノスアイレスに滞在。『亡命球児』(「新潮」2013年6月号掲載)により小説家としてもデビュー。戯曲集に『バルパライソの長い坂をくだる話』(白水社)がある。
内容
日系移民の子孫たちの言葉から浮かび上がる、もう一つの日本近代史
この本を読み進めていて何より実感できたのは、私たちがどんな国に帰属していようと、どこに移り住もうと、所詮は誰しも地球という惑星の、逞しき住民ということだ。
--ヤマザキマリ氏
出会えば出会うほどわからなくなる。それでも少しずつわかっていく。
期待を現実で溶かしていくための、ゆっくりで誠実な旅の記録。
--望月優大氏
私もそうだけど、もう誰もかもがじつは日系移民なんだな、たまたま日本に住み続けてまだ移動してないだけで。
そのあり方は私たちが思っている「日本人」よりはるかに多彩だ。
--星野智幸氏
移民たちはみな未知なる世界へと旅に出たが、それは〝同一性・帰属意識〞を探求する旅でもあった。
だが彼らは帰る場所を探しているわけではない。陽が昇る未来に向かい今も旅を続けているのだ。
--宮沢和史氏
沖縄からペルーへ移住した先祖を持ち、首都リマで生まれた演出家。
二〇年ぶりに訪れた生まれ故郷で、沖縄系日系人の祭りに参加する。
——自分もここで日系人として育っていたかもしれない。
かつて多くの日本人が南米へ渡った。
その子孫にあたる若者たちの話を聞きたい。
ペルー、アルゼンチン、パラグアイ、ブラジル、ボリビア。
彼らをたずねる旅が始まった。