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ifの地球生命史~“もしも”絶滅した生物が進化し続けたなら~

土屋健  著

藤原慎一, 椎野勇太, 松田眞由美  監修
服部雅人  イラスト
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \3,520(税込)         

発行年月 2021年02月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 197p
大きさ 19×27cm
ジャンル 和書/理工学/地球科学/層序学、古生物学
ISBN 9784297119201
商品コード 1032626115
NDC分類 457.8
基本件名 古生動物学
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年03月1週
書評掲載誌 毎日新聞 2021/03/20
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032626115

著者紹介

土屋健(著者):土屋 健(つちや・けん) オフィス ジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。 日本古生物学会会員。日本地質学会会員。 金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。 その後、科学雑誌『Newton』の編集記者、部長代理を経て独立し、現職。地球科学、とくに古生物学に関する著作多数。愛犬たちとの散歩と昼寝が日課。 「もしも、高校時代に地学の楽しさを知らなければ」、今頃、ロボット開発に勤しんでいるはずだった(天馬博士になりたかった)。 2019年、サイエンスライターとして史上初となる日本古生物学会貢献賞を受賞。 近著に『学名で楽しむ恐竜・古生物』(イースト・プレス)、『リアルサイズ古生物図鑑新生代編』(技術評論社)、『化石の探偵術』(ワニブックス)など。 本書と同じように「もしも」をテーマにした書籍としては、「もしも、古生物を食べることができたなら」というコンセプトのもとに執筆した『古生物食堂』(技術評論社)などがある。
藤原慎一(監修):■監修者紹介(脊椎動物担当) 藤原慎一(ふじわら・しんいち) 名古屋大学博物館・講師。千葉県生まれ、埼玉県育ち。 東京大学大学院理学系研究科で博士号を取得。 専門は機能形態学・古脊椎動物学。 その後、日本学術振興会特別研究員PD、東京大学総合研究博物館特任助教、名古屋大学博物館助教を経て、現職。 2018年、日本古生物学会学術賞を受賞。 現在生きている動物の骨の形と運動機能の関係を調べ、そこから見つけた法則を絶滅動物に当てはめることで、過去の生物の生態を復元する研究を行っている。 「もしもドラえもんのひみつ道具をひとつだけ使えるとしたら」、(タイムマシンはお腹がつかえて乗れないので)タイムふろしきで包める(ような怖くない)サイズの化石を蘇らせて自分の仮説を検証したい。
椎野勇太(監修):■監修者紹介(無脊椎動物担当) 椎野勇太(しいの・ゆうた) 新潟大学理学部准教授。千葉県生まれ。 東京大学大学院理学系研究科で博士(理学)を取得。 その後、東京大学総合研究博物館特任助教を経て、現職。専門は古生物学、地質学、進化形態学。特に、腕足動物、三葉虫、放散虫などの背骨を持たない動物化石を好む。 「もしも、新潟で新潟の日本酒や食べ物に出会ってなければ」、菓子パンやカップ麺、インスタント食材ばかりを食し、カシスウーロンで晩酌する日々を送っていたかもしれない。 主な著書は『凹凸形の殻に隠された謎―腕足動物の化石探訪』(東海大学出版会)。
松田眞由美(監修):■監修者紹介(ラテン語担当) 松田眞由美(まつだ・まゆみ) 東京都生まれ、千葉県育ち、埼玉県在住。 『語源が分かる恐竜学名辞典』(北隆館)の著者。 「もしも、プテラノドンが英語のように”テラノドン”と呼ばれていたら」、学名に興味をもつことはなかったかもしれない。 消えゆく言葉を大事にしたいと思う”趣味人”です。
服部雅人(イラスト):服部雅人(はっとり・まさと) 「生命」をテーマとして古生物復元画を中心に描くイラストレーター。名古屋市生まれ。 幼い頃から絵を描くのが大好きで、ゴジラの絵をたくさん描いた記憶が今でも鮮明に残っている。 その後、なんとなく先生という仕事に憧れ、愛知教育大学教育学研究科芸術教育専攻で修士号を取得。 名古屋市の公立小・中学校に長年勤務した後、早期退職して現仕事に就く。 「もしも、他の動物になってみることができるとしたら」、鳥になって大空を縦横無尽に飛び回りたい(人間の今は怖くてジェットコースターにも乗れませんが……)。

内容

大人が楽しめる、超リアルなビジュアルブック!
今回は、地球生命史における「if(もしも)の進化」に迫ります。

古生物は、すでに絶滅しています。
しかし、もしも古生物が“何らかの理由で”絶滅を回避し、子孫を残したとしたら、いったいどのような姿へと進化を遂げるのでしょう?

古生代の、あの甲冑魚が滅びなかったとしたら。
中生代の、あの肉食恐竜が滅びなかったとしたら。
新生代の、あの哺乳類が海洋進出をしなかったとしたら。

この本では、そんな「ifの物語」を、超リアルなCGを駆使して展開してみました。

もっとも、いくら「if の世界」であるとはいえ、この本に登場する“if の古生物” は、完全な想像ではありません。
これまでの研究によって明らかになっている進化の系統、生態、他の古生物たちとの関係、周囲の環境などの情報をもとに、専門家とともに
「この系譜で進化してきた古生物が、もしも、このまま進化を遂げたら、こんな種が登場したのではないか」
と“科学的思考実験”を行っています。

「あの魚、このまま進むとこんなになっちゃうの?」
「あの恐竜、こんな環境に進出しちゃうの?」
「あの哺乳類、食べ物を変えてこんな姿になるの?」

古生物たちの進化傾向と生存戦略を、直感的につかんでもらえます。

実在の古生物とifの古生物が交錯しながら展開する奇妙な世界。
古生物のもつ「思考実験を行う楽しさ」を感じてもらえる、マニアックな1冊です。

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