著者紹介
バーナード・マラマッド(著者):1914-1986。ユダヤ系ロシア移民の子としてニューヨークのブルックリンに生まれる。学校で教えながら小説を書き、1952年、長編『ナチュラル』でデビュー。その後『アシスタント』(57)『もうひとつの生活』(61)『フィクサー(修理屋)』(66)『フィデルマンの絵』(69)、『テナント』(71)、『ドゥービン氏の冬』(79)『コーンの孤島』(82)の8作の小説を書いた。また短編集に『魔法の樽』(58)『白痴が先』(63)『レンブラントの帽子』(74)の3冊があり読者は多い。
青山 南(翻訳):1949年生まれ。翻訳家・エッセイスト・アメリカ文学研究者・絵本作家。1973年、ジョン・ドス・パソス『さらばスペイン』で翻訳家デビュー。訳書にフィリップ・ロス『われらのギャング』『ゴースト・ライター』『素晴らしいアメリカ野球』、カルヴィン・トムキンズ『優雅な生活が最高の復讐である』、ジョーン・ディディオン『ベツレヘムに向け、身を屈めて』、ジャック・ケルアック『オン・ザ・ロード』、バーナード・マラマッド『テナント』など。著書に『翻訳家という楽天家たち』『南の話』『60歳からの外国語修行 メキシコに学ぶ』など。絵本に『あんなかいぶつみたことない』。