丸善のおすすめ度
なぜ戦争をえがくのか~戦争を知らない表現者たちの歴史実践~
大川 史織,
小泉 明郎,
諏訪 敦,
武田 一義,
高村 亮,
遠藤 薫,
寺尾 紗穂,
土門 蘭,
柳下 恭平,
後藤 悠樹,
小田原 のどか,
畑澤 聖悟,
庭田 杏珠,
渡邉 英徳
著
発行年月 |
2021年01月 |
---|
|
|
言語 |
日本語 |
---|
媒体 |
冊子 |
---|
|
|
ページ数/巻数 |
318p |
---|
大きさ |
20cm |
---|
|
ジャンル |
和書/社会科学/政治学/国際関係論 |
---|
|
|
ISBN |
9784909710154 |
---|
|
商品コード |
1032646576 |
---|
NDC分類 |
319.8 |
---|
|
|
本の性格 |
学術書 |
---|
|
新刊案内掲載月 |
2021年03月4週 |
---|
書評掲載誌 |
東京・中日新聞 2021/03/28、毎日新聞 2021/05/08、読売新聞 2021/05/16 |
---|
商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032646576 |
---|
著者紹介
大川 史織(著者):1988年神奈川県生まれ。映画監督。慶應義塾大学法学部政治学科卒。マーシャル諸島共和国の日系企業で働きながら、人びとのオーラル・ヒストリーを映像で記録。マーシャル諸島で戦死(餓死)した父を持つ息子の慰霊の旅に同行したドキュメンタリー映画『タリナイ』(2018年)で初監督。編著書に『マーシャル、父の戦場――ある日本兵の日記をめぐる歴史実践』(みずき書林、2018年)。両作品で山本美香記念国際ジャーナリスト賞・奨励賞受賞。
内容
小泉明郎(現代美術家)・諏訪 敦(画家)・武田一義(漫画家)・高村 亮(編集者)・遠藤 薫(工芸家・現代美術家)・寺尾紗穂(音楽家・作家)・土門 蘭(作家)・柳下恭平(編集者)・後藤悠樹(写真家)・小田原のどか(彫刻家)・畑澤聖悟(劇作家・演出家)・庭田杏珠(研究者)・渡邉英徳(研究者)
美術、絵画、漫画、工芸、音楽、小説、写真、彫刻、演劇、研究……
歴史と記憶と表現をめぐる10の対話。
敗戦から75 年が経過し、当時を知る人の数は年々少なくなりつつある。体験者の記憶を継承することは急務のひとつである。しかし、〈戦争記憶の継承〉とはどういうことなのか。
表現者たちはどのように戦争と出会ったのか。私たちは知らないことをどのように語り継ぐのか。
体験のない人びとによる、体験のない人たちのための、〈記憶の継承〉のかたち。
【目次】
はじめに
小泉明郎『逃れようのないものへの違和感や怒り』
諏訪 敦 『不在を、どこまで〈見る〉ことができるか』
〈旅の記憶 マーシャル諸島共和国〉
武田一義+高村亮『そこにいたであろう人を、みんな肯定したい』
遠藤 薫『不時着と撤退戦/いつもどうしても含まれてしまうこと』
〈旅の記憶 ヴェトナム〉
〈旅の記憶 韓国〉
寺尾紗穂『ニーナたち、マリヤンたちの《コイシイワ》』
土門 蘭+柳下恭平『書くことでたどり着く、想像の外へ』
後藤悠樹『いつも間に合っていないし、いつも間に合っている』
小田原のどか『失敗の歴史、破壊される瞬間と、眠ってしまう身体』
畑澤聖悟『四隻の船と、青森から航路をひらく』
庭田杏珠+渡邉英徳『特別な時間のおわりと、記憶をたどる旅のはじまり』
あとがき