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グローバル・ヒストリーとしての独仏戦争~ビスマルク外交を海から捉えなおす~(NHKブックス 1267)

飯田 洋介  著

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価格 \1,650(税込)         

発行年月 2021年01月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 286p
大きさ 19cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/国際関係論
ISBN 9784140912676
商品コード 1032669282
NDC分類 319.34
基本件名 ドイツ-対外関係-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年02月4週
書評掲載誌 朝日新聞 2021/03/06、毎日新聞 2021/05/15
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032669282

著者紹介

飯田 洋介(著者):駒澤大学准教授。1977年、茨城県生まれ、早稲田大学第一文学部卒、同大大学院文学研究科博士後期課程史学専攻修了、博士(文学)。同大文学学術院助手、岡山大学准教授を経て現職。専門はドイツ近現代史、近代国際政治史。
著書に『ビスマルクと大英帝国――伝統的外交手法の可能性と限界』(勁草書房)、『ビスマルク――ドイツ帝国を築いた政治外交術』(中公新書)、共著書に『歴史のなかのドイツ外交』(吉田書店)など。

内容

日米を巻き込んだ「もうひとつの独仏戦争」――圧勝だった戦いの裏で、なぜビスマルクは焦っていたのか?

プロイセンがフランスを終始圧倒して勝利した"普仏戦争"の裏で、ビスマルクは米国にアプローチし、国際法に頼ろうとしていた――なぜか? ビスマルクによる米国との交渉、国際社会への訴えから、日本・中国での停戦工作までを地球規模で描く、知られざる近代史!

はじめに
第一章 普仏対立へ ――ルクセンブルクをめぐる戦争の危機
 1 ビスマルクとナポレオン3世
 2 ルクセンブルクをめぐる普仏提携の可能性
 3 事態の暗転
 4 ルクセンブルク危機
第二章 米国への打診
 1 パリ宣言とは?
 2 ビスマルクの対米打診①――米国での軍艦調達をめぐって
 3 ビスマルクの対米打診②――パリ宣言の改定に向けて
 4 2つの打診から見えてくるビスマルクの米国観
第三章 独仏開戦とフランス海軍への対応
 1 フランスとの戦争へ
 2 開戦前夜のビスマルクの代米打診――フランス海軍への対策①
 3 対仏商船保護宣言とそのねらい――フランス海軍への対策②
 4 義勇海軍の創設―ーフランス海軍への対策③
第四章 北ドイツ沿岸の戦況
 フランス艦隊の出撃/北ドイツ連邦海軍の対応/バルト海での戦局(7―8月) など
第五章 極東への影響
 1 独仏停戦の動き――日本・中国水域中立化構想
 2 日本の中立宣言をめぐる独仏の角逐
 3 日本・中国水域中立化構想の再浮上
第六章 パリ宣言への幻滅とフランスへの反撃
 1 グローバルに行われるドイツ商船への攻撃
 2 ビスマルクの苛立ちと幻滅
 3 海軍の反撃
 4 乾坤一擲――ビスマルクのパリ宣言への挑戦
終章 海からみたビスマルク外交
 ビスマルクの方針転換とフランスとの対立/米国での軍艦調達の試み など
あとがき

参考文献一覧
人名索引

目次

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