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西洋アンティーク・ボードゲーム~19世紀に愛された遊びの世界~(NATIONAL GEOGRAPHIC)
エイドリアン・セビル
著
ナショナル ジオグラフィック
編
鍋倉 僚介
翻訳
発行年月 |
2021年01月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
207p |
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大きさ |
23cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/社会学/文化・芸術・社会意識 |
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ISBN |
9784863134973 |
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商品コード |
1032669513 |
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NDC分類 |
798.023 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2021年02月4週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2021/03/28 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032669513 |
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著者紹介
エイドリアン・セビル(著者):印刷生産されたボードゲームの文化史を専門とする。自身の研究について、ヨーロッパおよび米国で広く講義を行うなど、国際的に活動している。英国のケンブリッジ大学とエディンバラ大学で学んだのち、ロンドンのシティ大学の職員となり、学術担当事務局長を務めた。2016年に米国ニューヨーク市の老舗クラブのグロリアークラブでボードゲームの展覧会を開催し、「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙で「視野が広がる文化イベント」と評された。
内容
ヨーロッパのボードゲームが花開いた黄金時代。「西洋版すごろく」の豊かな世界をビジュアルにたどる。
本書で紹介するゲームは「西洋版すごろく」とでも言うべきもので、古き良き意匠がほどこされたマスを追って眺めているだけでも、子供のころのわくわくした気持ちがよみがえるだろう。
初期の高価な手彩色のゲームは上流階級向けの娯楽だったが、安価な大量生産が普及し大衆化するとともに、扱うテーマもデザインも多様に変化していった。
ボードゲームの基本となった《がちょうのゲーム》は、サイコロを振ってマスを進み、マスによっては前進後退の仕掛けがほどこされた、おなじみのすごろくだ。《がちょうのゲーム》は中世に遡る起源をもつ。この伝統的なコース設計やルールを土台に、観光旅行・レジャー・学習・道徳・広告・プロパガンダ・風刺といったテーマと融合させて、新しいゲームがいくつも生み出された。
新しいゲームに選ばれたテーマとは、すなわち19世紀ヨーロッパの世相を反映する流行や社会問題でもあった。著者は娯楽としてのゲームの楽しみとともに、どのようにゲームが世界を映し取ったのかも解き明かす。
著者が蒐集した一級のコレクションから89種のゲームを紹介。現存数の少ない希少なゲームも含まれており、他に類のない資料性も高い一冊。