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飼い喰い~三匹の豚とわたし~(角川文庫 う22-2)
内澤 旬子
著
発行年月 |
2021年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
349p |
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大きさ |
15cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/農学/畜産 |
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ISBN |
9784041109106 |
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商品コード |
1032669561 |
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NDC分類 |
645.5 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2021年04月1週 |
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書評掲載誌 |
読売新聞 2021/04/18 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032669561 |
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著者紹介
内澤 旬子(著者):1967年生まれ。神奈川県出身。文筆家、イラストレーター。緻密な画風と旺盛な行動力を持つ。異文化、建築、書籍、屠畜などをテーマに、日本各地・世界各国の図書館、印刷所、トイレなどのさまざまな「現場」を取材し、イラストと文章で見せる手法に独自の観察眼が光る。2011年、『身体のいいなり』(朝日新聞出版社、のち朝日文庫)で第27回講談社エッセイ賞を受賞。他に『世界屠畜紀行』(角川文庫)、『ストーカーとの七〇〇日戦争』(文藝春秋)、『着せる女』(本の雑誌社)など多数。
内容
「記憶していた以上に凄い本だった。これは奇書中の奇書と言っていい」
解説の高野秀行氏も驚嘆!
前人未踏の養豚体験ルポルタージュ。
ロングセラーの名著『世界屠畜紀行』の著者による、もう一つの屠畜ルポの傑作。
生きものが肉になるまで、その全過程!
世界各地の屠畜現場を取材していく中で抱いた、どうしても「肉になる前」が知りたいという欲望。
養豚が盛んな千葉県旭市にひとりで家を借り、豚小屋を作り、品種の違う三匹の子豚を貰い名付け、約半年かけて育て上げ、屠畜し、食べる。
「畜産の基本は、動物をかわいがって育て、殺して食べる。これに尽きる」。
三匹との愛と葛藤と労働の日々に加え、現代の大規模畜産での豚の受精、出産から食卓にあがるまでの流れも併せて踏み込み、描いた前代未聞の養豚体験ルポルタージュ!
※本書は2012年に岩波書店から出た単行本を加筆修正し、文庫化したものです。
【目次】
はじめに なぜ私は自ら豚を飼い、屠畜し、食べるに至ったか
見切り発車
三種の豚
システム化された交配・人工授精
分娩の現場で
いざ廃墟の住人に
豚舎建設
お迎え前夜
そして豚がやって来た
日々是養豚
脱 走
餌の話
豚の呪い
豚と疾病
増量と逡巡と
やっぱり、おまえを、喰べよう。
屠畜場へ
何もかもがバラバラに
畜産は儲かるのか
三頭の味
震災が
あとがき
文庫版あとがき
解説 高野秀行