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西洋音楽の正体~調と和声の不思議を探る~(講談社選書メチエ 744)
伊藤 友計
著
発行年月 |
2021年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
237p |
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大きさ |
19cm |
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ジャンル |
和書/人文科学/芸術/音楽 |
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ISBN |
9784065227381 |
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商品コード |
1032680828 |
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NDC分類 |
761 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2021年03月3週 |
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書評掲載誌 |
東京・中日新聞 2021/11/20 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032680828 |
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著者紹介
伊藤 友計(著者):1973年生まれ。東京外国語大学卒業後、東京藝術大学卒業。
文学博士(東京大学)、音楽学博士(東京藝術大学)。専攻は音楽学。
著書に『西洋音楽理論にみるラモーの軌跡――数・科学・音楽をめぐる栄光と挫折』(音楽之友社)、訳書に『自然の諸原理に還元された和声論』(ラモー著、音楽之友社)、「音楽のオクターヴの規則による伴奏と作曲に関する論考」(カンピヨン著、『音楽を通して世界を考える』所収、東京藝術大学出版会)など。
現在、東京藝術大学、明治大学非常勤講師。
内容
「西洋音楽」とは何か。それはどのように形成されてきたのか。
古代ギリシア人によって気づかれた、音の高低と数学の関係、音の並び。それは音楽として中世から近代へと西洋で練り上げられていった。
音階や半音の発見、音を重ねることへの傾きと和音原理の探究、長調・短調の整序と規則の整理、また、人間的感情の美的表現から心地よさの追求へ。
西洋音楽は、一つの「世界創造」であった。本書では、その楽理の由来、実践の発展を訪ね、自然と音楽の関係、背景にある思想の展開に焦点を当てる。
西洋音楽とは普遍性を持つものなのか。自然のなかにドレミファソラシドはあるのか。
【目次】
第1部 音楽のかたちについて
第1章 モンテヴェルディ、1600年前後の音楽
第2章 西洋音楽はどのように流れるのか?
第3章 西洋音楽における半音と三全音――予定調和のための塩と悪魔
第2部 調・調性・和声について
第4章 調と調性
第5章 調性とは何なのか
第6章 和声の成立
終 章 音楽と自然