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ナショナリズムの美徳

ヨラム・ハゾニー  著

庭田 よう子  翻訳
中野 剛志, 施 光恒  他
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \2,860(税込)         

発行年月 2021年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 286p,39p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/政治思想史・政治理論
ISBN 9784492444603
商品コード 1032685512
NDC分類 311.3
基本件名 ナショナリズム
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年05月1週
書評掲載誌 産経新聞 2021/05/01、日本経済新聞 2021/05/22
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032685512

著者紹介

ヨラム・ハゾニー(著者):ヨラム・ハゾニー
哲学者、聖書研究家、政治理論学者
イスラエルの哲学者、聖書研究家、政治理論学者。エルサレムのヘルツル研究所所長。公共問題研究所のエドマンド・バーク財団会長。研究機関シャレムセンター創設者。『ウォール・ストリート・ジャーナル』『ニューヨーク・タイムズ』『ニュー・リパブリック』などに寄稿多数。著作に、The Jewish State: The Struggle for Israel’s Soul(『ユダヤ人国家─イスラエルの魂を求めて』)、The Philosophy of Hebrew Scripture(『ヘブライ語聖書の理念』)などがある(いずれも未邦訳)。エルサレム在住。
庭田 よう子(翻訳):庭田 よう子(ニワタ ヨウコ)
翻訳家
翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業。主な訳書に、ファン・デル・クナープ編『映画『夜と霧』とホロコースト』(みすず書房)、ゲーノ『避けられたかもしれない戦争』(東洋経済新報社)、ストームほか『イスラム過激派二重スパイ』(亜紀書房)などがある。
中野 剛志(他):中野 剛志(ナカノ タケシ)
評論家
評論家。1971 年、神奈川県生まれ。元・京都大学大学院工学研究科准教授。専門は政治経済思想。1996 年、東京大学教養学部(国際関係論)卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。2000年よりエディンバラ大学大学院に留学し、政治思想を専攻。 2001年に同大学院より優等修士号、2005年に博士号を取得。2003年、論文“Theorising Economic Nationalism”(Nations and Nationalism)でNations and Nationalism Prizeを受賞。著書に山本七平賞奨励賞を受賞した『日本思想史新論』(ちくま新書)、『TPP亡国論』『世界を戦争に導くグローバリズム』(ともに集英社新書)、『国力論』(以文社)、『富国と強兵─地政経済学序説』(東洋経済新報社)、『目からウロコが落ちる奇跡の経済教室【基礎知識編】』『全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】』(ともにベストセラーズ)などがある。
施 光恒(他):施 光恒(セ テルヒサ)
政治学者、九州大学大学院教授
政治学者、九州大学大学院比較社会文化研究院教授。1971 年、福岡県生まれ。英国シェフィールド大学大学院政治学研究科哲学修士(M.Phil.)課程修了。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程修了。博士(法学)。著書に、『リベラリズムの再生』(慶應義塾大学出版会)、『英語化は愚民化 』(集英社新書)、『本当に日本人は流されやすいのか』(角川新書)などがある。

内容

トランプ政権の外交基盤となり、アメリカ保守主義再編や欧州ポピュリズムに大きな影響を与えた問題作!

自由と民主主義を守るのは国民国家であるとして、誤解されがちなナショナリズムの価値観を問い直していく。
その一方で、リベラリズムのパラダイムは、専制や帝国主義と同じだと警鐘を鳴らす。
ナショナリズムと国民国家400年の歴史を再評価する括目に値する1冊。
中野剛志、施光恒の両氏によるダブル解説付。


<「解説」より>
★政治秩序とは、本質的に、非リベラルなのである。しかし、すべてのリベラルな統治形態は、非リベラルな政治秩序を基礎としている。そして、そのリベラルな統治形態を成立させる非リベラルな政治秩序こそ、ハゾニーが擁護する「国民国家」にほかならない。ーーーーーー中野剛志氏(評論家)

★本書の意義は数多くある。欧米の新しい保守主義を理解するのに資するであろうし、先進各国で進む国民の分断現象を考察する際にも有益な視角を与える。とくに指摘したいのは、本書の議論が、現行のグローバル化の問題点を認識し、それを克服しうる「ポスト・グローバル化」(グローバル化以後)の世界の在り方を考えるうえで必要な認識の枠組みを与えるという点だ。-----施 光恒氏(政治学者)


<本書の特徴>
◎「無政府状態」と「帝国主義」を両極に置き、その中間的なものとして「国民国家」を置いている。
◎無政府状態と帝国主義との比較で、国民国家がもっとも、個人の自由や多様性を擁護し、発展させることができる政治体制であるとしている。
◎文化や起源、宗教を共有しているという連帯意識があってはじめて、近代的な自由民主主義の政治制度や市場経済も機能させられるとしている。
◎「リベラリズムは自由な秩序をつくるどころか帝国主義に近い」とはっきり述べている。
◎「トランプ以後」の米国保守主義勢力が目指している姿。

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