ヤンデル先生のようこそ!病理医の日常へ
市原 真 著
内容
目次
第1章 病理医の日常のお話 ─1日体験ツアーへようこそ! ・「医師のお仕事」と「病理医のお仕事」 医師の仕事を分類してみる/キーワードは「分業」、そして病理医の役割 ・モーニングルーティン 病理医の日常に密着/「メール」が主戦場です/相談に乗ることが大切な仕事/極めて重要な朝の2時間 ・病理医の1日 病理診断見学スタート/一緒に顕微鏡を覗いてみましょう/全力で病(やまい)の理(ことわり)を考える ・食堂にて お昼休みの質問タイム/「給料」と医師のイメージ/休暇と研究費のやりくり ・5時と休日と 密着ツアーを終えて。照り返しと残像/境界は、夕方の5時/「ノード」を変える 第2章 SNSのお話 ─おおまじめなツイッター論 ・ツイッターの「ヤンデル先生」 おおまじめに書くツイッター論/発信は受信の「反射光」/病理医ヤンデルと自分の「境界」/境界からしみ込む無数の外部 ・医療情報とツイッター ダジャレについても考えてみる/ツイッターで「医療情報」を扱うことは遊びではない/医療情報を「書いて、置くこと」/情報を届ける工夫 ・「SNS医療のカタチ」のかたち 医師がチームで発信する/広報役としての反射体/「分業」でチームが強くなる!/医療を「やさしく」広げていく 第3章 お仕事のお話 ─ 病理医になるまでの多難な道のり ・成績がいいから医学部に入りました、のあとに 来し方を振り返る/「やりたいこと」より「できること」だった/たどり着いた場所 ・「できない」の壁 研究の道に突撃/打ちのめされた自分/病理医の道を歩みはじめる ・「病理医が足りない!」 はじめて「現場の病理診断」に触れる/無数のコミュニケーション/見つけた「やりたいこと」 ・一進一退の日々 突然の二刀流宣言/さまざまな知見を照らし合わせて/今も、苦闘の日々 第4章 生老病死のお話 ─ この世界を、ストーリーを生きる ・病理医から見た生老病死 生老病死という四連峰/病気とは、相対的なもの/人も医学も生成変化する/異なる視座と、死という「見えざる山」 ・新型コロナウイルス感染症禍の世界において 「分業」して「病」という山を見る/感染症によって変化したもの/ソーシャルディスタンシングの世界で ・いま、「生」を保つために 人体のメカニズムの精巧さ/運動は、一番めんどうな健康法/医療は「併せ技」です ・ヤンデル先生の幸福論 考えたことのないテーマに戸惑う/祖母と見た桜と、自分の生きる「ストーリー」/幸せそうな健康オタクの友人/「分業」と「照らし合わせ」の先に
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