丸善のおすすめ度
「低度」外国人材~移民焼き畑国家、日本~
安田 峰俊
著
発行年月 |
2021年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
260p |
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大きさ |
20cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/経済学/労働経済・人口 |
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ISBN |
9784041069684 |
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商品コード |
1032729299 |
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NDC分類 |
366.89 |
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本の性格 |
学生用 |
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新刊案内掲載月 |
2021年04月1週 |
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書評掲載誌 |
毎日新聞 2021/06/26 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032729299 |
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著者紹介
安田 峰俊(著者):1982年滋賀県生まれ。ルポライター。立命館大学人文科学研究所客員協力研究員。立命館大学文学部東洋史学専攻卒業後、広島大学大学院文学研究科博士前期課程修了。2018年に『八九六四「天安門事件」は再び起きるか』で第5回城山三郎賞、19年に第50回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。他著に『和僑 農民、やくざ、風俗嬢。中国の夕闇に住む日本人』『移民棄民遺民 国と国の境界線に立つ人々』(角川文庫)、『さいはての中国』(小学館新書)、『現代中国の秘密結社』(中公新書ラクレ)など。
内容
「ルームメイトは逃亡しました」
国からは「高度」と見なされない、圧倒的多数(外国人労働者)の世界。
大宅賞『八九六四』著者が、絶対的な弱者でも敵でもない、彼らの「現実」に追るディープルポ!
日本政府をはじめ、公的機関が使用している言葉、「高度外国人材」。
「高度」な人材がいるということは、国の定義とは真逆の属性を持つ人材も存在するはずだ。
それは、「(年齢だけは若いかもしれないが)学歴・年収が低く、日本語はろくに喋れず専門知識もない、非熟練労働に従事している」人たちといえる。
しかし、日本社会は彼らにこそ強く依存しており、必要としているではないか。
生身の「“低度“外国人材」は、紋切り型の報道のなかで語られるような、絶対的な弱者や被害者たちの群れではない。
ましてや、陰謀をたくらむ存在でもない。
そもそも中国は経済成長をとげ、稼げない日本に見切りをつける中国人は多く、在日外国人問題の主役はベトナム人に移行している。
──われわれは記号としての弱者や敵を想定していたのに、いたのは人間だった。
3年にわたって中国、ベトナム、日本各地を回り、生身の姿に迫ったディープルポ!
【目次】
はじめに
第一章 コロナ、タリバン、群馬県――隣人は平和な「イスラム原理主義者」
第二章 「兵士」たちの逃亡と犯罪――主役は中国人からベトナム人へ
第三章 頼りなき弱者――ベトナム「送り出し」業者に突撃してみれば
第四章 「低度」人材の村――ウソと搾取の「破綻した制度」
第五章 「現代の奴隷」になれない中国人――稼げない日本に見切りをつけるとき
第六章 高度人材、低度人材――「日本語だけは上手い」元技能実習生
第七章 「群馬の兄貴」の罪と罰――北関東家畜窃盗疑惑の黒い霧
おわりに
主要参考文献