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環境DNA~生態系の真の姿を読み解く~

土居 秀幸, 近藤 倫生  編
一般社団法人 環境DNA学会  他
在庫状況 有り  お届け予定日 3~4日  数量 冊 
価格 \3,960(税込)         

発行年月 2021年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 10p,281p
大きさ 21cm
ジャンル 和書/生命科学、医学、農学/生物学/生態学
ISBN 9784320058163
商品コード 1032733262
NDC分類 468
基本件名 生態学
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年04月3週
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032733262

内容

 環境中に存在するDNAを調べることで,生物の分布情報を得ようとする「環境DNA技術」と呼ばれる分析手法が近年急速に発展している。環境水のみによる生物調査が実現できる環境DNA手法は,基礎・応用の両面において今後の生態学を大きく進展させる画期的な野生生物調査法として世界的に注目されつつある。国内では,2018年に一般社団法人環境DNA学会が設立された。
 本書は環境DNAを体系的に取りまとめた日本初の書籍である。本書は一般社団法人 環境DNA学会員ほか総勢27名により執筆され,環境DNAの研究手法からそれを用いた研究事例や大規模観測,そして新規技術の展望に至るまでを網羅する。これらの先駆的な内容を,大学生,環境コンサルタント従事者などにも分かりやすく紹介し,環境DNAの科学的な概念や知見を広く普及することを目的としている。
 本書では,最初に環境DNAの由来や環境DNA研究の歴史を振り返ったのち,両生類,魚類などのマクロ生物の環境DNAを種特異的検出する手法とその応用事例,そして環境DNAメタバーコーディング法と呼ばれる生物群集を網羅的に解析する手法とその応用事例を紹介する。その後,ANEMONEプロジェクトに代表される日本全国における環境DNAメタバーコーディングを用いた大規模観測について紹介する。最後に環境DNA学会の若手・学生会員が思い描く環境DNA研究の将来像について紹介し,今後の環境DNA技術の進展とその応用を展望する。本書には,環境DNAの教科書ともいえるような内容に加え,環境DNA研究の一線で活躍する研究者による最新の研究内容も盛り込まれており,興味深い内容となっているので,ご高覧頂ければ幸いである。

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