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立原道造風景の建築

岡本紀子  著

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価格 \3,960(税込)         

発行年月 2021年04月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 311p
大きさ 22cm
ジャンル 和書/理工学/建築学/各地の建築、建築様式
ISBN 9784872597264
商品コード 1032740059
NDC分類 523.1
個人件名 立原/道造
本の性格 学術書
新刊案内掲載月 2021年06月1週
書評掲載誌 毎日新聞 2021/08/07、読売新聞 2021/08/15
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032740059

著者紹介

岡本紀子(著者):神戸市生まれ。大阪大学大学院文学研究科修士課程文化動態論専攻修了。2014年より立原道造の詩と建築を研究。主な論文・エッセイに、「立原道造:時を告げる建築―「図書館」設計図にみる建築思考と詩的世界―」『待兼山論叢』第52号文化動態論篇(2018)、「詩のなかの建築―立原道造の詩にみる建築の風景」『Arts and Media vol. 07』(2017)、「一九三六年:立原道造の京都散策―京都近代建築への関心とその影響」『Arts and Media vol. 06』(2016)、「ふたつの《麦藁帽子》―立原道造と堀辰雄」『Arts and Media vol. 05』(2015)など。

内容

詩人建築家である立原道造の創作活動を、詩と建築設計の双方から浮かび上がらせる。卒業設計としての浅間山麓の芸術家村構想、浦和の別所沼を立地とした週末住居《ヒアシンスハウス》のスケッチや図面の変容過程を分析し、それらに内在する詩的世界を考察。1930年代の潮流としてのモダニズム建築とその設計思考を受容しながら、土地の来歴や人間の生の営みにも意識を向けてきた立原の建築的思索を探究する。

モダニズム建築の豊穣な可能性

詩人は謳う、言の葉が織りなす幻想の空間を。建築家は造形する、ゲニウス・ロキ(地霊)との豊かな対話の律動を──
風を愛した夭折の詩人建築家・立原道造は、その清冽な短い生涯のなかで、まさに時空を自在に舞う一陣の涼風のごとく、詩文に、絵画に、そして空間造形に、己の建築幻想のありったけを結晶化した。その透徹した魂にとって、廃墟の孤影は再生への希望でもあり、アンビルトを運命づけられた図匠は、未来の生活の記憶でもありえた。立原の初期の創作から、大学以降の詩作と設計活動にいたるまで、その芸術的感性と生の刹那的な共振を、緻密な考証と大胆な仮説によって鮮やかに描き切った、分野横断的な好著。

……桑木野幸司(大阪大学大学院文学研究科教授)  帯文より

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