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「敦煌」と日本人~シルクロードにたどる戦後の日中関係~(中公選書 117)

榎本 泰子  著

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価格 \2,090(税込)         

発行年月 2021年03月
出版社/提供元
言語 日本語
媒体 冊子
ページ数/巻数 7p,324p
大きさ 20cm
ジャンル 和書/社会科学/政治学/国際関係論
ISBN 9784121101174
商品コード 1032793934
NDC分類 319.1022
基本件名 日本-対外関係-中国-歴史
本の性格 学生用
新刊案内掲載月 2021年04月3週
書評掲載誌 読売新聞 2021/06/06、毎日新聞 2021/12/11
商品URL
参照
https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032793934

著者紹介

榎本 泰子(著者):1968年東京生まれ。東京大学文学部国文学科卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。中国言語文化専攻。同志社大学助教授等を経て、現在、中央大学文学部教授。著書に『楽人の都・上海――近代中国における西洋音楽の受容』(サントリー学芸賞、日本比較文学会賞)、『上海オーケストラ物語――西洋人音楽家たちの夢』(島田謹二賞)、『上海――多国籍都市の百年』『宮崎とう天――万国共和の極楽をこの世に』などがある。

内容

「敦煌」は戦前・戦後を通じて、日本人の「中国への憧れ」を象徴する言葉であった。その最後の輝きとも言える1980年代、井上靖の小説『敦煌』『楼蘭』がロングセラーになり、「敦煌」は世紀の大作として映画化。NHK特集「シルクロード」が高視聴率を記録し、喜多郎のテーマ音楽がヒットチャートを駆けあがった。平山郁夫の描く西域の風景画はカレンダー等の定番でもあった。中国の改革開放政策の進展にともなって巻き起こったあのブームは、いつ、なぜ、どのように消えたのだろうか。


 今や「シルクロード」という言葉は中国の経済圏構想「一帯一路」に付随するものになってしまった。中国が世界の脅威と見なされる現状で、日本が隣国とどのような関係を構築すべきかを考える必要に迫られている。20世紀の日本人が何を背景に、どのような中国イメージを形成してきたのかを知ることは、その大きな手がかりとなるだろう。




目次


第一章 井上靖と「敦煌」


第二章 日中国交正常化とNHK「シルクロード」


第三章 改革開放と映画『敦煌』


第四章 平山郁夫の敦煌


第五章 大国化する中国とシルクロード

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