【MeL】新・動機づけ研究の最前線
上淵 寿, 大芦 治 著
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内容
目次
はしがき 序章 動機づけ研究の省察―動機づけ・再入門― 1 節 改めて動機づけとは何か 2 節 動機づけとは何か:四項関係からみた心理現象 3 節 動機づけ研究の内容は何か? 4 節 動機づけの先行要因:環境・文脈 5 節 動機とは何か 1.動機と動機づけは異なる 2.状況変数としての動機と特性変数としての動機 3.意欲・やる気は動機づけではない 4.動機の種類 6 節 動機づけられるもの:動機づけの表出 1.活性化,方向づけ,維持 2.エンゲージメント 7 節 結果 1.生活の変化 2.動機づけの変化 8 節 動機づけの主な理論やモデル 9 節 期待-価値モデル 10 節 外発的動機づけと内発的動機づけの概念的ねじれ 11 節 内発的動機づけは「善」で外発的動機づけは「悪」か? 12 節 本書の構成 1 章 達成目標理論 1 節 達成目標理論とそれに関わる中核概念 1.達成目標理論とは何か 2.有能さと自尊心との暗黙の関係 3.有能さとは 2 節 達成目標理論の変遷と問題 1.初期達成目標理論の概要(1983~1988 年頃) 2.中期達成目標理論の概要(1988~1996 年頃) 3.後期達成目標理論(1997 年頃~現在) 4.パフォーマンス接近目標をめぐる論争 3 節 達成目標に関する実証研究 1.パフォーマンス接近目標を中心とする研究やレビュー 2.知見の理論的統合の試み 3.目標の基準・理由をめぐる論争のまとめ 4 節 達成目標に関連する概念と実証研究 1.暗黙の理論とマインドセット 2.work avoidance 目標 3.社会的達成目標 4.目標プロフィールによる個人差の問題 5.目標の数 5 節 達成目標に関する認知,神経科学的な実証研究 1.記憶 2.メタ認知 3.神経科学的知見 6 節 おわりに:理論の問題点と限界 1.実証研究と理論とのズレ 2.有能さについて 2 章 自己決定理論 1 節 認知的評価理論 1.認知的評価理論とは何か 2.認知的評価理論に関する基礎的研究 3.近年の展開,課題と展望 4.認知的評価理論に対する誤解 2 節 有機的統合理論 1.有機的統合理論とは何か 2.有機的統合理論に関する基礎的研究 3.近年の展開,課題と展望 3 節 因果志向性理論 1.因果志向性理論とは何か 2.因果志向性理論に関する基礎的研究 3.近年の展開,課題と展望 4 節 基本的心理欲求理論 1.基本的心理欲求理論とは何か 2.基本的心理欲求理論に関する基礎的研究 3.近年の展開,課題と展望 5 節 目標内容理論 1.目標内容理論とは何か 2.目標内容理論に関する基礎的研究 3.近年の展開,課題と展望 6 節 関係性動機づけ理論 1.関係性動機づけ理論とは何か 2.関係性動機づけ理論に関する研究と今後の展望 7 節 まとめ 3 章 学習における信念と動機づけ 1 節 はじめに 2 節 信念の分類 1.知識の性質に関する信念:認識的信念 2.学習の成立過程に関する信念 3.動機づけに関する信念 3 節 信念が学習方略に与える影響 1.個々の信念の影響 2.信念間の関連 4 節 信念の変容 1.調査研究の知見 2.介入研究の知見 5 節 おわりに 4 章 社会認知的アプローチ 1 節 自己に関連する動機と自尊心 1.自尊欲求 2.自己に関連する動機 3.自尊心の維持・高揚のための行動 4.自己評価維持モデル 5.自尊心研究の今後の課題 2 節 コントロール 1.相手を変えるか,環境を変えるか 2.コントロールに関する初期の研究 3.一次的/二次的コントロール 4.Back/up モデルとDiscrimination モデル 5.コントロール研究の今後の課題 3 節 制御焦点理論と制御適合理論 1.快楽原理と2 つの制御システム 2.制御焦点理論 3.制御焦点の規定因 4.制御焦点の発達 5.本邦における研究例 6.制御適合理論 7.制御焦点,制御適合を扱う研究の今後の課題 4 節 自動動機理論 1.内省報告の不確かさ 2.自動動機理論 3.再現性問題も含めた今後の課題 5 章 自己と文化のアプローチ 1 節 文化心理学としての動機づけ研究 1.社会文化的アプローチと比較文化的アプローチ 2.両アプローチの特徴 3.自己と文化の定義 2 節 文化心理学の隆盛 1.分析の単位 2.変数間の関連 3.行為や活動 4.実践 3 節 課題と展望 1.再現性の問題 2.展望 145 6 章 動機づけの発達 1 節 はじめに 2 節 動機づけの起源 3 節 イフェクタンスとマスタリー 1.イフェクタンス動機づけ 2.マスタリー・モチベーション 3.マスタリー・モチベーションの質的変化 4.マスタリー行動の変容の背景 4 節 自己概念,能力,努力概念の発達 1.自己概念と自己評価 2.能力,努力概念の発達 3.失敗への無力感反応の変化 5 節 達成目標 6 節 興味と課題価値の発達 1.興味の発達 2.課題の価値の発達 7 節 養育態度の影響 8 節 まとめ 7 章 感情・ストレス研究アプローチ 1 節 感情とは 1.感情の定義と種類 2.感情の機能と動機づけ 2 節 統制-価値理論 1.達成関連感情 2.統制-価値理論 3.統制-価値理論に関する実証研究 4.達成目標と達成関連感情 5.個人間相関と個人内相関の問題 3 節 興味 1.状況的興味と個人的興味 2.興味の発達モデル 3.類似概念との関係 4.発達モデルの課題 4 節 ストレス・コーピングと動機づけ 1.動機づけレジリエンス 2.動機づけレジリエンスに関する実証研究 5 節 おわりに 8 章 むすびに代えて ―動機づけの4つのプロセスを軸に諸理論を見直す― 1.動機づけの定義と4つのプロセス 2.グランドセオリーについて 3.それぞれの章について 4.動機づけと意志研究について 引用文献 人名索引 事項索引
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