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アメリカ国立公園の誕生~自然と近代国家の物語~
寺崎 陽子
著
発行年月 |
2021年02月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
148p,38p |
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大きさ |
22cm |
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ジャンル |
和書/生命科学、医学、農学/農学/園芸・造園 |
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ISBN |
9784766427233 |
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商品コード |
1032799595 |
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NDC分類 |
629.453 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2021年03月4週 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032799595 |
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著者紹介
寺崎 陽子(著者):1977年生まれ。2013年、一橋大学大学院社会学研究科地域社会研究専攻博士後期課程修了。博士(社会学)。研究分野は、文化人類学、アメリカ社会史。
現在、公益財団法人トヨタ財団プログラムオフィサー。
主な論文に「自然のシンボルと戦争――ルーズベルト政権におけるCCCを事例に」(足羽與志子・濱谷正晴・吉田裕編著『平和と和解の思想をたずねて』大月書店、2010年)、「自然の『美しさ』をめぐる争いと制度――アメリカ国立公園局によるミッション66計画を事例に」足羽與志子・中野聡・吉田裕編『平和と和解――思想・経験・方法』旬報社、2015年)等。
内容
▼国家による自然のシステム化を辿る
1872年に誕生したアメリカの「国立公園」は、「保護」と「利用」の狭間でその「価値」を目まぐるしく変化させつつ、しかし一つの〈システム〉として駆動してきた。
自然との向き合い方からアメリカの近代化を描いた画期的研究。
アメリカの国立公園は、「国民の身体的・精神的健康を育む」ことを主要な目的として制度化され、戦時のナショナリズムと結びつきながら開発されてきた。
本書では、ラトゥールの近代論とマイヤーの新制度派組織論を手がかりに、官僚的組織としての国立公園局が、社会の変化を背景にいかにして自然を管理してきたのかを描出する。
そこから見えてくるのは、「保護」と「利用」というジレンマを抱えながらも、「自然の管理者」として正統性を獲得し、多様な価値を飲み込んでいく〈システム〉だった。
近代以後に生きる人間と自然とのつながりを再考する力作。