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<体育会系女子>のポリティクス~身体・ジェンダー・セクシュアリティ~
井谷 聡子
著
発行年月 |
2021年03月 |
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言語 |
日本語 |
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媒体 |
冊子 |
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ページ数/巻数 |
7p,258p |
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大きさ |
21cm |
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ジャンル |
和書/社会科学/スポーツ・健康科学/スポーツ・健康科学 |
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ISBN |
9784873547329 |
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商品コード |
1032839230 |
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NDC分類 |
780.13 |
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本の性格 |
学術書 |
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新刊案内掲載月 |
2021年04月3週 |
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書評掲載誌 |
朝日新聞 2021/06/12 |
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商品URL
| https://kw.maruzen.co.jp/ims/itemDetail.html?itmCd=1032839230 |
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著者紹介
井谷 聡子(著者):井谷聡子(いたに さとこ)
1982年生まれ。2015年トロント大学博士課程を修了。現在、関西大学文学部准教授。専門はスポーツとジェンダー・セクシュアリティ研究。著作に「男女の境界とスポーツ規範・監視・消滅をめぐるボディ・ポリティクス」『思想』(岩波書店)。「〈新〉植民地主義社会におけるオリンピックとプライドハウス」『スポーツとジェンダー研究10』(日本スポーツとジェンダー学会)など。
内容
「女らしくしろ」「女になるな」
日本の女子選手たちは、男子選手ならば経験することのない、こうした矛盾した要求を突きつけられる。なでしこジャパン、女子レスリング……2000年代以降、かつて「男の領域」とされたスポーツで活躍する女子選手の姿をメディアで多く目にするようになった。
強靭な身体と高度な技能、苦しい練習を耐えるタフな精神力や自律が要求されるエリートスポーツの世界。その中でも「男らしいスポーツ」とされるサッカーとレスリングの世界で活躍するたくましい「女性アスリート」たちはどう語られたのか。メディアの語りから見えてくる「想像の」日本人の姿とは。そこに潜むコロニアリティとは。また、トランスジェンダーへの差別が絶えない社会で、トランスジェンダーやシスジェンダーでない選手たちは、女子スポーツの空間や「体育会系女子」をめぐる言説とどのように折り合いをつけ、スポーツ界に居場所を見出してきたのだろうか。
本書は、日本の女子スポーツ界を取り囲む家父長制的、国民主義的、異性愛主義的、そしてシスジェンダー主義的言説を明らかにし、抑圧の構造に迫る。同時に、その抑圧的環境を創造的に克服してきた選手たちにスポットライトを当てることで、「生きることのできるアイデンティティ(livable identity)」、そしてより多くの可能性に開かれた主体性(subjectivity)のあり方を探る。