【MeL】ポストコロニアリズムとジェンダー
菊地 夏野 著
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内容
目次
序章 1 本書の問題意識 2 本書の視点 3 本書の構成 第1部 売買春・戦争とフェミニズム 第1章 売買春をめぐる「自由意志対強制」の神話――一九九〇年代社会学の論争から 1 一九九〇年代以前の売買春の善悪二元論 2 「自由意志対強制」の言説 3 繰り返される「自由意志対強制」――日本軍「慰安婦」問題をめぐって 4 分断される「女性」 第2章 戦争と女性――ポストコロニアル・フェミニズムと沖縄・「慰安婦」 1 フェミニズムの戦争論 2 普遍主義的フェミニズムへの批判 3 「女」を構築するプログラム 4 ポストコロニアル・フェミニズムの可能性 5 沈黙のポリティクス 6 ポストコロニアルと日本社会 7 売買春と国家の関係性の葛藤 8 占領期沖縄の売買春に対する視座 9 日本軍「慰安婦」問題に対する視座 第2部 軍事占領期沖縄の性暴力と売買春 第3章 軍事占領社会における売買春管理――売春禁止の言説と住民弾圧 1 セクシュアリティ統制の開始――記録されない性暴力とレイプの自然主義的解釈 2 軍政府の始動――売春禁止と強制性病検査 3 コザ・ビジネスセンター設置 4 売買春管理の進行 第4章 Aサイン制度のポリティクス――女性の「自由」の裏側で 1 Aサイン制度の確立 2 売買春管理の全貌 3 売買春管理の総体的意味――売春禁止と性病検査の二重体制 4 女性にとっての「自由」 5 女性の「自由」の裏側で――作られる兵士の主体 第5章 挿入される国家と女性の分断――反売春運動の軌跡と売春女性の痕跡 1 歓楽街設置問題から――「売春=悪」という前提 2 売春防止法要求運動 3 復帰への渦のなかで 第3部 日本軍「慰安婦」問題 第6章 英雄と売春婦を構築するナショナリズム――スピヴァクのサバルタン論から 1 公的責任の否定と「私」化 2 「慰安婦」を「売春婦」と見なす 3 守られる日本国家の権威 4 分断される女性とその先へ 第7章 検閲する力と触発する力と――女性国際戦犯法廷・番組改竄問題 1 事件はどのように解釈され裁かれたか 2 何が消され、何が残されたのか 3 ナショナリズムの上演 4 フェミニズムのなかの葛藤 5 自発的なナショナリズムと表現の自由 6 テクストの書き換え 第8章 「慰安婦」問題とフェミニズム――女性の表象のプリズム 1 「公娼」と「慰安婦」の関係性に関する評価 2 家父長制社会という連続性 3 フェミニズム内の論争 4 ポリティクスを超える視座 5 「従軍慰安婦」制度という言説 6 希望 第9章 女性国際戦犯法廷からポストコロニアル・フェミニズムへ――植民地主義と女性 1 米山の批判的フェミニズム 2 曖昧な女性のポジション――フェミニズムの現在 3 フェミニズムの植民地主義を超えるために 4 ポストコロニアル・フェミニズムの可能性 終章 売買春と女性の主体――分断を超えて 1 統制されるセクシュアリティ 2 Aサイン制度 3 反売春運動と「女性」アイデンティティ 4 「慰安婦」問題をめぐるナショナリズム 5 ポストコロニアル・フェミニズムへ 6 「自由意志対強制」の構図の意味 7 沈黙と分断の彼方へ あとがき
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