内容
文庫書き下ろしの雄・佐伯作品の新シリーズが単行本で登場!
文政11年暮れ。日本橋のほど近く、傘屋や下駄問屋が多く集まる町・照降町に「鼻緒屋」の娘・佳乃が出戻ってきた。佳乃は3年前、男と駆け落ちしていたのだ。
父は病に伏し、見習いとして浪人の八頭司周五郎を受け入れていた。
町の人びとの人情に触れ、佳乃は女職人として鼻緒挿げの腕を磨く決意をするが、そこへあの男が追ってくる――。
著者初・江戸の女性職人が主人公の書下ろし新シリーズ〈照降町四季〉全4巻、文庫版と電子書籍も同時発売で4ヶ月連続刊行!